裁判官のプロフィール審査対象の
裁判官の顔ぶれ
裁判官出身・第1小法廷
深山 卓也みやま・たくや
- 昭和54年
- 東京大学法学部卒業
- 昭和55年
- 司法修習生
- 昭和57年
- 判事補任官
その後、東京地裁、函館地家裁、公害等調整委員会事務局、東京地裁、那覇地家裁において勤務 - 平成4年
- 那覇地家裁判事
- 平成6年
- 東京地裁判事
- 平成8年
- 法務省民事局参事官
- 平成13年
- 法務省大臣官房参事官
- 平成14年
- 法務省民事局民事法制管理官
- 平成15年
- 法務省大臣官房審議官(心得)
- 平成16年
- 法務省大臣官房審議官
- 平成20年
- 法務省大臣官房司法法制部長
- 平成22年
- 東京高裁判事
- 平成23年
- 東京地裁判事部総括
- 平成24年
- 法務省民事局長
- 平成27年
- 東京高裁判事部総括
- 平成28年
- さいたま地裁所長
- 平成29年
- 東京高裁長官
- 平成30年
- 1月9日 最高裁判所判事
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「夫婦別姓」認めないのは憲法違反か
「憲法違反ではない」と判断
(2021/6/23決定 大法廷)
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「合憲 補足意見あり」
国民の意識の変化については、国会で評価、判断されることが原則だ。しかし、選択的夫婦別姓の導入が、今そのような状況にあるとはいえず、女性の有業率の上昇など社会の変化と併せて考えても、規定が憲法に反する状態になったとは言いがたい。選択的夫婦別姓の導入をめぐる最近の議論の高まりについてもまずは国会で受け止めるべきで、国会で国民の意見や社会の変化を十分に踏まえ、真摯な議論が行われることを期待する。
(深山・岡村・長嶺裁判官は同じ補足意見) -
建設アスベスト集団訴訟
国と建材メーカーの賠償責任認める
(2021/5/17判決 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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特殊詐欺で指定暴力団
トップの責任は改正暴力団対策法適用し賠償命じた判決確定
(2021/3/11決定 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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公園の「孔子廟」は憲法違反?
「憲法違反」と判断
(2021/2/24判決 大法廷)
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「違憲」
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2019年参院選の「1票の格差」は憲法違反か?
「合憲」と判断
(2020/11/18判決 大法廷)
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「合憲」
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郵便局 非正規社員の賃金格差は不当と訴え
「扶養手当などに不合理な格差ある」と判断
(2020/10/15判決 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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GPSでの位置情報把握はストーカー行為?
「見張り」にはあたらないと初判断
(2020/7/30判決 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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沖縄の米軍基地移設めぐる裁判
大臣の裁決は違法か沖縄県の敗訴が確定
(2020/3/26判決 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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防災対策の責任は
大川小学校津波訴訟宮城県と石巻市に賠償命じた判決が確定
(2019/10/10決定 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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“大崎事件”で有罪確定した女性の再審認めるか
高裁の決定取り消し再審認めず
(2019/6/25決定 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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2017年衆院選
「1票の格差」は違憲か「合憲」と判断
(2018/12/19判決 大法廷)
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「合憲」
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国際結婚破たんで子どもを国外へ
“返還命令拒否”は違法か「返還命令拒否は原則として違法」
(2018/3/15判決 第1小法廷)
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「結論と同じ」
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就任時の意気込み
裁判官に任官後、半分程度の時期を法務省で過ごし、民法の基本的な法律の立案に関わってきました。法律を作る側に回ることによって、裁判実務だけでは身につかない視点を得ることができたと思います。
法務省で法解釈の新たな視点を得られました。事案に応じた適正で妥当な法解釈は何なのか、自分の力を尽くしたいです。 -
裁判官へのアンケートより
自分の個性・信念が
最も体現した裁判や就任前の仕事裁判に私の個性や信念が体現されているかを特に意識したり、考えたりしたことはありませんが、結果的には、関与したすべての裁判に私の個性や信念が体現されているはずなので、「最も体現したと感じる裁判」を一つだけ挙げることは難しいといわざるを得ません。
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夫婦別姓や同性婚を求める
裁判など、社会の変化や
価値観の多様化に
どう向き合うか立法政策に関わる事項であり、司法に属し、法を解釈適用する立場にある裁判官がその当否について個人的な意見を述べることは差し控えます。
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性犯罪に関する法改正について
立法政策に関わる事項であり、司法に属し、法を解釈適用する立場にある裁判官がその当否について個人的な意見を述べることは差し控えます。
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再審をめぐる現状について
立法政策に関わる事項であるため、意見を述べることは差し控えますが、現行の再審制度における審理・判断の在り方は、再審請求の裁判にも「疑わしいときは被告人の利益に」という原則が適用されることを示した「白鳥決定」以来の最高裁における一連の決定により、相当程度明らかになってきているように思います。
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審理のネット中継など
国民に開かれた司法へ
工夫できること最高裁が法律審であり、その判断が社会に大きな影響を与えるものであること、他方で、インターネットが広く普及し、国民の情報獲得手段として活用されていることを考え併せると、我が国も最高裁において、審理の透明性をより徹底するため、審理を動画配信することについて検討すべき時期が来ているように思います。
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ネット関連訴訟も増加。
自身のネットとの向き合い方はインターネットは、仕事の関係では、様々な調べ物をするために頻繁に利用しています。また、個人的には、毎日のニュースを知るのに利用しているほか、休日に動画配信サービスを利用して映画を見ることもあります。自ら発信したり閲覧したりしているSNSはありません。
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最近うれしかったこと
腹立たしかったこと最近の出来事でうれしかったのは、東京オリンピックでの日本選手の活躍、特に、卓球の新種目混合ダブルスにおいて、水谷隼・伊藤美誠両選手が金メダルをとったことです。また、私は、意に沿わない出来事に遭遇しても見方を変えることにより腹を立てないよう努めています。
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趣味
特別な趣味はありませんが、あえて言えば、料理が趣味です。仕事中心の生活ですが、自ら食材を買って調理をし、食事をしてその後の後片付けを終えるまでの時間が毎日の良い息抜きになっています。
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最近印象に残った本や映画
最近読んだ本では、『現代経済学の直観的方法』(長沼伸一郎著)が印象に残っています。経済学については全くの門外漢ですが、現代経済学のエッセンスを巧みな比喩を用いて理解させる説明の上手さに感心しました。
就任時の記者会見より(音声はありません)