地震発生!その時…そのあと…大切なことは?

地震発生時はまず、激しい揺れ、津波、火災から身を守って下さい。その後は避難、デマ、避難所生活、生活再建の不安も。地震発生時に助かった命がその後の生活で失われてしまう「災害関連死」も相次いでいます。赤ちゃんなど幼い子どもから高齢者に至るまで気をつけてほしいこと、今のうちに備えてほしいことをまとめました。
目次
地震その時 揺れ・津波・火災に注意
地震発生 その時どうする!?

大きな地震が発生!緊急地震速報も! その時、どうすればよいのか。地震発生直後に身を守るために注意すべきポイントを場所ごとにまとめています。
津波が発生したら…その時どうする?

「大津波警報」や「津波警報」の発表、海岸近くで強い揺れを感じたら…「一刻も早く海岸や川の河口近くから離れ、高台に避難を」津波に襲われると、命の危険に直結します。すぐに逃げて下さい。
地震で火災発生 その時どうする?

地震では激しい揺れだけでなく火災にも注意が必要です。国の首都直下地震の被害想定では死者の約7割は火災が原因と推計されています。一方、事前の備えや直後の対策を徹底することで被害を大きく減らすこともできるとしています。いざというときに自分や周りの人の命を守るため、一人一人ができる対策です。
地震その時 帰宅困難・デマに注意
帰宅困難者「群集雪崩」の危険

東日本大震災で社会問題になった帰宅困難者。首都直下地震では最大800万人にものぼると予測されています。実はこの帰宅困難者に命の危険が及ぶケースがあることがわかってきました。専門家は「ただ家に帰るのが難しい問題」だけではなく、人が折り重なって倒れる「群集雪崩」の危険があると警鐘を鳴らしています。
拡散する“災害デマ”に気をつけて

災害時に必ず流れるデマや根拠のないうわさ。大規模災害が起きると、近年にない深刻な事態につながるおそれがあると専門家は指摘します。SNSの発達で「拡散」のスピードが、かつてなく速くなっていることも原因です。“災害デマ”は、なぜ拡散するのか。理解するためのキーワードは「不安」「怒り」「善意」です
地震そのあと 避難所で大切なこと
避難生活…ここに気をつけて!

災害で自宅に住むことができなくなったら…。次の住まいを確保するまで避難所で生活することになりますが、これまでの災害では避難生活で命を落としてしまうケースが相次いでいます。避難生活を乗り越えるため、「避難する人」「避難所を運営する人」の双方に気をつけてほしいポイントです。
災害時 赤ちゃんを守れる避難所を

大きな災害が起こったとき、赤ちゃんがいたら…。これまで起きた災害では、赤ちゃんを抱えた親から避難所での授乳や衛生面について不安の声が多く上がっていました。避難先で赤ちゃんが安心して過ごせるにはどうしたらよいか? ミルクはどうやってあげれば?できることをまとめました。
新型コロナ “避難所クラスター”防ぐには

体育館に多くの人が身を寄せ、床に「雑魚寝」をする。そんな従来の避難所の在り方が、大きな課題になっています。“避難所クラスター”につながるかもしれないからです。しかし、その課題は、実は、ずっと前から指摘されてきたことでした。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに見えてきた“日本の避難所の問題点”、そしてその”解決策”は?
「TKB」 トイレ・キッチン・ベッドの改善を

TKBは「トイレ・キッチン・ベッド」の略です。避難所生活が原因の災害関連死が相次いだことを受けて、「快適で十分な数のトイレ」「温かい食事」「簡易ベッド」の提供が必要だとしています。裏を返せば、今の避難所では、「不便で不潔なトイレ」「冷たい食事」「床での雑魚寝」が課題だということです。どうすればいいのか?
地震そのあと 生活再建のポイントは?

災害で自宅が被害を受けたら…住まいの確保は大きな課題です。まずは「り災証明」を。被災者を支援するために現在はさまざまな制度が用意されています。制度を知らなかったために支援を受けられず、よけいな負担がかからないよう、知っておきたいポイントです。
印刷できる「避難生活&住宅再建ガイドブック」

水害や地震で自宅が被害を受けてしまったら、ショックでどうしていいか分からなくなると思います。そんな時には、こちらの「避難生活&住宅再建ガイドブック」を見てみてください。被災してしまった時に、これだけは知っておいてほしいことを、専門家と一緒にまとめました。自分自身や家族はもちろん、職場や学校、地域のみなさまの命と暮らしを守るために、ご活用ください。
地震発生に備えて 事前に何を?
災害に遭う前に 生活のために備蓄しよう

「災害に備えて『備蓄』が必要」知っていても、何を、どれくらい備蓄すればいいかわからない人も多いと思います。そんな人のために、これだけは備えてほしいもの、そして、無理なく備蓄するためのコツをまとめました。ローリングストックや高齢者、赤ちゃん、アレルギーがある人の食品など備蓄のポイントも。
「在宅避難」に必要なものは?

新型コロナウイルスの影響で、災害時、安全が確保されている場合は自宅にとどまる「在宅避難」への関心が高まっています。でも、電気もガスも水道もない自宅にとどまるにはどんな備えが必要なの?それを身をもって確かめる「おうち防災訓練」が注目されています。
避難所の女性トイレ 男性の3倍必要~スフィア基準とは?

「女性のトイレは男性トイレの3倍必要」こうした項目を集めた、避難所の国際基準があることを知っていますか? その名は「スフィア基準」。日本ではあまり知られておらず、この基準が満たされている避難所は少ないと言います。しかし、「スフィア基準」には災害時にあなたの命を守るための大切な内容が含まれています。
⇒「避難所の女性トイレ 男性の3倍必要~スフィア基準とは?」 続きを読む
首都直下地震 助かるためのキーワード

首都直下地震。漠然と恐れるのではなく、どんなことが起こりえるのかを知っておくことが命を守ることにつながります。「火災旋風」「同時多発火災」「群集雪崩」「地震洪水」4つのキーワードと、内閣府の被害想定をもとに「発生から7日間」どんな被害・影響が続くのかをまとめました。
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