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私たちは誰もが災害の危険と隣り合わせで生活していると言っても過言ではありません。防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。

地震 教訓 知識

地震発生時の行動 安全を守る方法をイラストでわかりやすく

大きな地震が発生! その時、どうすればよいのか。南海トラフ巨大地震や首都直下地震、活断層の地震など地震多発国の日本。地震発生直後に出される情報や注意すべきことについて、知っておきたいポイントです。

地震関連のニュースや解説で放送された内容をまとめた記事です

地震発生!

緊急地震速報

強い揺れが予想されると、気象庁から「緊急地震速報」が発表されることがあります

ただ、「緊急地震速報」が発表されても強い揺れが来るまでわずかな時間しかなく、速報自体が間に合わないこともあります。まず身の安全を確保することが大切です。

震度と被害の関係

「震度」と「被害」の関係について気象庁は次のような目安を示しています。

ライフライン・インフラへの影響

□ガスは安全装置がある場合、遮断装置が作動し供給停止も
□断水や停電が発生することも
□エレベーターが安全のため自動停止することも

長周期地震動

大地震の際は、高いビルなどの建物をゆっくりと長く揺らす長周期地震動が発生することもあります。震源から数百キロ離れたところでも揺れが続きます。
東日本大震災の発生時は、東京や大阪でも高いビルが大きく揺れ、被害が出ました。

再生時間 0:41

東日本大震災(2011年3月11日)の長周期地震動の揺れ

□キャスター付きの家具やコピー機などが大きく動く。
□固定していない家具が移動・転倒することも。
  → 家具などが少ない空間に身を寄せ、揺れがおさまるのを待つ。

地震発生後の注意点

大地震後に続く地震に注意

大きな地震の後には、多くの場合、その近くで多数の地震が発生します。
時にはさらに大きな地震が発生することもあり注意が必要です。平成28年の熊本地震では最初に震度7を観測した地震(M6.5)の約1日後にさらに大きな地震(M7.3)が発生しました。

□1週間程度は最初の地震と同程度の地震に注意
□地震発生後2~3日程度は規模の大きな地震が発生することも
□落石や崖崩れなどが起きやすくなっている可能性も
□震度6以上のなど強い揺れがあった場合は、家屋の倒壊の危険性も高まる

「もう強い揺れの地震は起きない」と思わずに、警戒・注意を続けてください!


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