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私たちは誰もが災害の危険と隣り合わせで生活していると言っても過言ではありません。防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。

地震 避難 知識

地震・津波 発生時や備えのポイント イラスト解説

突然の地震や津波から身を守るには・・・避難生活で必要になる備蓄とは。その時、そして今のうちから備えておいてほしいポイントをイラストでまとめました。自分自身で保存、大切な人ともシェアしてほしいです。

目次

    地震その時(屋内・屋外)

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    <屋内での注意点➀>
    ✅丈夫な机の下など安全なスペースに避難
    ✅つり下がっている照明などの下から避難
    ✅慌てて外に飛び出したり無理に火を消そうとしない


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    <屋内での注意点②>
    ✅人の多い施設では慌てて出口に走りださない
    ✅エレベーターは最寄りの階で停止させ速やかに降りる
    ✅周辺火災で延焼のおそれ 早めの避難を


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    <高層階で揺れに遭遇した時>
    東日本大震災の時も高層階では、ゆっくりとした大きな揺れ(長周期地震動)が長時間続きました
    ✅凶器になり得る家具や家電は事前に固定を
    ✅頭を保護し家具が少ないスペースに避難を
    ✅エレベーターは最寄りの階で停止させ速やかに降りる


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    <屋外での注意点➀>
    ✅ブロック塀や自動販売機の転倒に注意
    ✅丈夫そうなビルのそばならその中に避難する
    ✅揺れがおさまった後も頭上からの落下物に注意


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    <屋外での注意点②>
    ✅山や斜面では落石・崖崩れに注意し できるだけその場から離れる
    ✅運転中はハザードランプを点灯し緩やかにスピードダウン 車から離れる時はキーを車内に
    ✅埋め立て地や河川近くは液状化のおそれがあり 避難の際は十分に安全確認を

    津波その時・事前の対策

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    地震発生後に数分で津波が到達する想定の地域もありますので、すぐに避難が開始できるよう事前に備えておきましょう
    ✅揺れがおさまったらすぐに避難を開始
    ✅津波は想像以上の速さ 避難は「遠く」より「高く」
    ✅事前に避難について身近な人と話し合いを

    揺れへの備え

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    被災後も自宅で過ごせるよう事前に備えましょう
    ✅耐震補強
    ✅ガラスの飛散防止
    ✅家具などの固定


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    タンスや本棚などが危険な配置になっていませんか?
    ✅家具がベッドに倒れ込まない向きにする
    ✅家具が倒れても出入り口を塞がない向きにする

    避難生活(備蓄のポイント)

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    避難生活に備え、自力で生活を継続できる備えを事前にしておきましょう
    ✅飲料水や食料
    ✅衛生用品や生理用品
    ✅携帯トイレなど災害時の備蓄トイレ
    ✅ライトや電池など照明器具
    ✅日常的に使う薬など医薬品
    ✅上着や手袋、カイロなど季節用品
    ✅おむつやミルクなど個人の必需品
    ✅ラジオなど情報収集ツール


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    水や食料などを多めに買い置き、賞味期限が切れそうなものから消費、買い足していくローリングストックがオススメです

    冬の非常用持ち出し袋と服装は?

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    ポイントは『加温』と『保温』!

    ✅使い捨てカイロ
    体を暖めることができる『加温』グッズは用意。手足の先よりも首の後ろや脇下など血管が集まっている場所をあたためましょう。低温やけどのおそれがあるため、カイロは直接肌にあてないこと。寝る時には使用しないでください。
    ✅マスク
    感染症対策だけでなく、顔の保温効果もあります。
    ✅上履き
    避難所が体育館の場合、床の温度が0℃近くになることもあります。
    ✅毛布・冬用寝袋
    冬の避難所は寒く、防寒対策が不十分だと、夜は眠れない可能性があります。寝袋はあたたかい冬用のものを準備しておきましょう。
    ✅避難時の服装について
    帽子や手袋、靴下まで厚手のものを着装し、頭からつま先まで、熱が逃げる場所をなくすように『保温』を心がけましょう。
    (取材協力:日本赤十字北海道看護大学 根本昌宏 教授)

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