企業の内定出しがピークを迎えているこの時期。

6月12日時点での内定率は74.1%。コロナ禍でも、去年の同じ時期と比べると大幅に増えています。

2022年卒(大学4年生など)の就活について詳しく見ていきます。

※以下、リクルート「就職プロセス調査(2022年卒)」より

【コロナ禍続くも去年より増】

「リクルート」によると、6月12日時点での就職内定率は74.1%で、今月初めより5.6ポイント増加しました。

去年の同じ時期と比べると、8.8ポイント増と大幅に増えています。

コロナ禍にあっても、ほぼ例年並みの水準で堅調に推移しています。

リクルートの調査を基に作成

【内定出ししている企業は】

内定を出しているのは、どんな業種が多いのでしょうか。

最も割合が高いのが「情報通信業」で、27.2%を占めています。

次いで「機械機器製造業」(13.3%)「サービス業(ほかに分類されないもの)」(13.3%)、「小売業」(13.2%)が続きます。

コロナ禍でも業績が堅調な「情報通信業」や「小売業」は、人手を確保するためかなり早い時期から内定を出していました。

現在もコロナで打撃を受けた一部の業種をのぞき、さまざまな業種で活発な採用活動が行われています。

【内定未取得で焦りも…】

就活の早期化が進んでいることもあり、この時期に内定を取れていないと焦っている学生もいるかもしれません。

でも、多くの学生があきらめず活動を続けています。

リクルートの調査を基に作成

エントリーシートを提出したり、就職の情報収集したりするなど、内定取得に向けて積極的に活動している学生が多いことがわかります。

今年は、就活イベントや大学のキャリアセンターも対面での対応を増やすなど、去年と比べると支援を受けやすい状況にあるので、今後も内定率は順調に伸びてくるものとみられています。

長期化しがちな就活に疲れを感じるころかもしれません。

でも、まだまだ多くの企業が採用活動を続けていますので、気持ちを切り替えながらがんばっていきましょう。

[モニター調査の対象:2022年卒業予定の大学生　期間:2021年6月12日～17日　有効回答:1727人]