リクルートの調査によりますと、7月1日時点の大学生の就職内定率は83.2％。前の年の同じ時期とほぼ同じ水準になりました。

就職先を決めるなど進路を確定させた人は69.7％と、6月1日の時点より11.1ポイント増加しました（6月1日時点は58.6%）。

大手企業が内定を出し始め、最終的な進路を決める人が増えたとみられます。

一方、就職活動を継続していると答えた学生は29.3％。約3人に1人が活動を続けています。

まわりで進路を決める学生が増え、焦りを感じている人もいるかもしれませんが、引き続き採用活動を実施している企業もたくさんあります。

納得できる一社に出会うためにこれから何をしていけばいいのか、リクルート就職みらい研究所の栗田貴祥所長に聞きました。

ポイントは以下の2つです。

自分が行きたいと思っている業界や企業と、自分の強みや“らしさ”がかみ合っていない可能性があります。

保護者など自分のことをある程度知っている人にアドバイスをもらいながら、目指している業界や企業と自分の強みがフィットするのかを改めて確認したり、目指している業界・企業の中で自分の強みをよりいかせる職種がないか調べたりしてみるのも1つの方法です。

また、自分の強みと業界や企業がフィットしていても、それをESや面接で相手にうまく伝えられていないかもしれません。

就活に詳しいキャリアセンターのカウンセラーなどに相談して、伝え方や話し方を練習することも重要です。

※対象:2024年卒業予定の大学生 期間:2023年7月1日～4日 有効回答:1054人