コロナ禍で就活も仕事もオンラインが定着してきて、場所にこだわらない働き方が可能になりつつあります。

就職活動真っただ中の23年卒の学生は、勤務地はどこを希望しているのでしょうか?聞いてみました。

※以下、マイナビ「2023年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」

【地元就職希望者増えてます】

まず、地元での就職を希望している学生はどのくらいいるのでしょうか。

ほかの地域の大学に進み、就職で地元に戻る「Uターン就職」も含めて聞いてみると…

マイナビの調査を基に作成

地元就職を希望する学生の割合は6割を超えました。

前の年より4.8ポイント増えていて、2年連続の増加です。

その理由として、「(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから」(51.6%)、「実家から通えて経済的に楽だから」(45.6%)などの意見が多数を占めました。

コロナ禍で先行きが不透明な状況が続く中、できるかぎり家族の側にいたいとか、経済的に家族のサポートを得やすい環境で働きたいと考える人が増えたようです。

【働く場所が自由になったら…】

最近はオンラインが普及したことで、場所を選ばず、仕事ができる環境ができつつありますよね。

今後そうした環境がさらに整備され、場所をもっと自由に選べるようになったら、どうしたいか理想を聞いてみると…

マイナビの調査を基に作成

最も多かったのは、「地方の企業に勤め、地方に住みたい」で29.2%でしたが、前の年に比べて7.2ポイント減りました。

一方で、住む場所にかかわらず「東京の企業に勤めたい」という人の割合は、合わせて31.5%。前の年より11.8ポイント増えました。

東京が地元の学生を除いても27.7%が「東京の企業に勤めたい」と回答しており、住む場所を自由に選べるのであれば、相対的に企業の規模が大きく、給与水準が高いことに魅力を感じる学生が増えているようです。

リモートワークが一般的になってきたことで、勤務地や住む場所についてさまざまなことを考えられるようになってきているようです。

※対象:2023年卒の大学生・大学院生　期間:2022年3月18日～4月6日　有効回答:5420人