来年春に卒業予定の学生の中には、いまも頑張って就職活動を続けている人もいると思います。経済産業省は、こうした学生を支援しようと積極的に採用活動を続けている中堅・中小企業およそ400社を新たに公表しました。

新型コロナの影響で、ことしは航空会社や旅行会社、ブライダルやファッション業界などで採用を中止したり縮小したりする動きが相次ぎ、多くの学生が影響を受けました。

このため、来年春に卒業予定の大学生の就職内定率は、10月の時点で69.8%と去年の同じ時期を7ポイント下回り、この時期としては5年ぶりに70%を切る水準となっています。(厚生労働省・文部科学省まとめ)

こうした中、経済産業省は就活を続けている学生たちを支援しようと、積極的に採用活動を続けている全国の中堅・中小企業を公表する取り組みを進めています。

11月に500社余りを公表しましたが、対象を広げて調査するなどした結果さらに400社増えました。

この結果、公表された企業は全国で889社となりました。

これらの企業は、世界的な競争力があって高度な技術を持つ「グローバルニッチトップ企業」や、地域経済を支える中心的な存在だとして「地域未来牽引企業」などに経済産業省から認定された実績があります。

業界の幅を広げると、採用を続けている企業は全国にまだまだたくさんあるようです。

地方の有力企業が多く掲載されていますので、来年の春に卒業する学生だけでなく、これから就活を始める学生にとっても参考になると思います。

経済産業省が公表した企業の一覧は、こちらからご覧になれます

URL:https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201223007/20201223007.html　

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