2020年12月07日
いまや、就活生の約8割が参加するインターンシップ。「企業のことをよく知るため?」「就職活動に有利だから?」皆さんは、どんな目的で参加していますか。
実は、文系と理系の学生とでは、参加する目的に少し違いがあるようなんです。
以下、マイナビ「大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」より。(調査期間:10月15日~31日、有効回答数2810~3191人 ※図表も同調査より)
マイナビが2022年卒を対象に行ったアンケートによると、「インターンシップに参加する目的」(複数回答)で最も多かった回答は「どの業界を志望するか明確にするため」で全体の68.1%を占めました。
企業のインターンシップに参加することで、業界の雰囲気を知りたいという学生が多いことがわかります。
実はこの回答、文系では74.3%に上っていたのに対し、理系は58.0%にとどまりました。
理系では、さらに一歩進んで「どの職種を志望するか明確にするため」という回答が57.2%とほぼ同程度に上り、2番目に多い回答となりました。
一方、文系で2番目に回答が多かったのは「視野を広げるため」(58.8%)です。理系の48.9%と比べると9.9ポイント高くなっています。
文系と理系の学生で、参加する目的に違いがあることがわかります。
この差が大きかった項目を比べて見ると…
文系の学生は、幅広く仕事を見て自分にあった仕事を「見つける」ために、インターンシップに参加するケースが多いようです。
一方、理系の学生は、自分の専攻の知識が特定の企業や実際の仕事に役立つかどうかを、インターンシップに参加することで「確かめる」傾向がうかがえます。
さらに、インターンシップの中で希望するプログラムの内容を尋ねたところ(複数回答)、文系・理系ともに『現場を社員の説明で見学する「職場見学型」』と『現場の社員に交じって業務の体験をする「同行体験型」』が6割近い支持を得ました。
中でも文系の学生たちに人気が高かったのは、架空の課題や問題解決に挑む「グループディスカッション・グループワーク型」や知識を深める「講座型」のインターンシップ。
幅広い選択肢から、やりたいことを見つけるようなインターンシップが人気となっています。
一方、理系の学生たちに人気が高い項目の中に「社員のインタビュー型」が入っているのが目をひきます。社員に直接、話を聞くことで、自分に合っている職場かを「確かめる」傾向がここにも表れているようです。
企業があの手この手で工夫をこらし、多様化している最近のインターンシップ。どんな目的で参加するのか、自分にあったインターンシップを選んで参加することも大切かもしれません。
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