1位から3位までは、3年連続で同じ用語がランクイン。就活の定番用語が並ぶ結果となりました。

 1位は「NNT」。実はこれ、6位にランクインしている「無い内定」の略なんです。

「内々定」にかけてできた言葉で、就活生がまだ内定がもらえていない状態を指すんだそう。SNSへの書き込みで、よく目にすることがあります。

2位の「ガクチカ」。就活生たちが面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」の略です。

コロナ禍で大学生活が制限される中、ガクチカがなくて困る…という悩みを抱いていた就活生たちも少なくなかったようです。

このほか「お祈り」 「サイレント」 「オワハラ」といった、就活生には定番の言葉が並びました。

そんな中、９位にランクインしたのは「御社」。

第一志望の企業への強い思いを表すため、ツイッターのハッシュタグで「御社しか勝たん」などとつぶやかれることも多い様子。

これ、アイドルなどの「推し」が、ほかに勝るものがないほど最高という気持ちを表す「推ししか勝たん」になぞらえているんだそうです。

このほか、トップ10以外ではこんなワードも…。

「勤務地ガチャ」は、配属先がどこになるのか分からない様子を示したことば。

自分の希望通りの「当たり」が出るか、意に沿わない「はずれ」になるか…。今からドキドキしている人も多いかもしれません。

「上だけスーツ」は、オンライン面接が普及した世相をあらわすことば。

オンラインでも面接中に立つことを求められるケースもあるようなので、気を付けましょう。

「ファしる」は、物事を円滑に進めることを表す「ファシリテーションする」の略語。就活では、グループワークなどで進行役を務めることを意味するそうです。

ディスカッションが苦手な人は、「ファしる」役に立候補して全体の仕切りに徹する…なんてこともあるようです。

その年の社会情勢などによって少しずつ変わる「就活用語」ランキング。

みなさんが共感できる言葉はいくつありましたか？

※対象：2023年卒の大学生・大学院生　期間：2022年7月25日～31日　有効回答：1749人