2022年03月09日
“NHK就活生応援キャンペーン”のミニ動画に鈴鹿央士さんとともに出演している伊原六花さん。その伊原さんに「働く」とはどういうことなのかについて、インタビューしました。就活生のみなさんに向けたエールもありますよ。
Q:どのような思いで就活生役を演じていますか?
面接とか…就活を経験したことがないので、20歳の妹に「どういう感じで就活しているの?」って聞きました。
私たちの中でいうオーディションみたいなものなのかなと思って…でも、1つの仕事のためのオーディションというよりは、自分の人生を決めるものなんだと感じています。
“自分の働く場所を受験する”というのは、私たちが経験していることよりも大きいんだろうと思いました。
自分のことを話したりとか、今までやってきたことを話したりって難しいじゃないですか、試されている感じもしますし…。
友達からも就活の悩みを含め色々と話を聞いていたので、そういう感情をお芝居で出せたらいいなと感じています。
伊原六花
1999年6月生まれ、大阪府出身。2017年、大阪府立登美丘高校ダンス部キャプテンとして披露した“バブリーダンス”が話題となり、高校卒業後、芸能の道へ進む。映画・ドラマ・舞台に活躍中。NHKでは連続テレビ小説「なつぞら」に出演したほか、現在、Eテレ「旅するためのスペイン語」に出演中。
Q:伊原さんにとって“働く”というのはどういうことでしょうか。
私は人の縁でつないでもらって今があるという感覚がすごくあるんです。
元々求められているもの以上のものをやりたいな、という風に考えちゃうタイプで…それで空回りするタイプだったんですけど…。
今こういう時期になって、改めて人とのつながり、こうやって現場に入らせてもらえることの儚さというか奇跡を感じています。
働くということは、生きるためということももちろんあると思うんですけど、「人と人がつながれる場所」だと思っています。
人と話したり、一緒に何かを作ったりということは生きがいだと感じています。
Q:学生の時にやっていたことが今に繋がっているということはありますか?
それはすごくあります。それこそつながりで言うと、学生時代に部活などでお世話になった方が、今お仕事していて「実は、あのときカメラマンをやっていたんだ」とか、「高校の時に取材していた」と言ってくださる方が多いんです。
そういうのはすごく嬉しいですし、自分の原点があるのはすごくありがたいと思います。
同時に、部活が大人数だったので周りを見て行動することが多かったり、効率のいい方法を探したり、どういう風に準備をしていけばいいのかを考えたり…という機会がたくさんあったので、今の仕事に対しての向き合い方はその時に学んだなと感じています。
Q:頑張っている就活生のみなさんに、応援メッセージをお願いします。
「就活」というととても背筋が伸びるような気持ちになると思うんですけど、「部活をしていた」「何か素晴らしいことをした」ということがなくても、普段過ごしている中での「自分はこう思って、こう感じて生きている」ということを活かせる場所がそれぞれにあると思うんです。
私はお仕事をしている中で、変にかたくならずに自分のままでいいんだなと感じていて…「いい子ぶってやってみよう」と思わなくても、みんな素敵だと思うので、ありのままでいてほしいと思います。
伊原六花さんとともにミニ動画に出演している鈴鹿央士さんのインタビュー記事はこちらからご覧ください
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