2020年11月09日
年々早期化しつつある学生たちの就職活動。再来年(2022年)春に卒業予定の学生たちの多くが、すでに企業研究やインターンシップの参加に力を入れ始めています。ところが、いざ就活を始めてみると「就職説明会って何を着ていけば良いの?」「そもそも自分にあった業種はどこ?」などといったさまざまな疑問に直面することになります。分からないことだらけの就活。情報収集ってみんなどうしているの?
以下「キャリタス就活2020 10月1日時点の就職意識調査」より。(対象:大学3年生・大学院生 回答者数:1035人 期間:2022年10月1日~10日)
【オンライン授業続く…】
GoToキャンペーンが始まり街に賑わいが戻ってきている昨今、小中学校や高校では新しい生活様式のもとでの対面授業が行われるようになっています。ところが、大学ではまだまだ完全対面という訳にはいかないようで…。
後期の授業がどのような形式で行われるか聞いたところ、「すべてオンライン(遠隔授業)」と答えた人の割合は33.5%に上りました。さらに「オンラインが多いが対面もある」と答えた割合が50.4%。実に8割を超える大学生がいまだオンライン授業中心の学校生活を送っていることがわかります。
学生から寄せられた意見を見てみると
「先生への質問や学生同士の話し合いが、対面ほどは気楽にできない」(文系男子)
「授業前後に友達と議論したり雑談したりする楽しみがないのがつらい」(文系女子)
といった声がある一方、
「オンデマンド授業は時間の融通が利くので、就活と並行しやすく便利」(理系女子)
といった声もあがっていました。
【就活の情報入手先は】
オンライン授業中心でキャンパスに出向く機会が限定されている学生たち。就職活動に向けた情報をどのように集めているのかを尋ねました。
学生たちが最もよく利用する情報の入手先は、「就職情報サイト」。やはり、ほぼ全ての学生が利用しているようです。
一方、「大学内で開催された就職イベント」や、「大学のキャリアセンター」は、大学のコロナ対応が影響し、21年卒と比べて減少しています。
逆に、利用が増えた項目の1つが「各企業のホームページ(採用サイト)」です。企業がホームページでの発信に力をいれ、動画を取り入れたりコンテンツを増やしたりするなど、コロナ禍を機にさまざまな工夫をこらしたことが影響したと見られています。
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【どのSNSを使っている?】
SNSの活用も増えています。みなさん、それぞれのアプリをどのように使い分けているのでしょうか。
最も利用されているのはLINE。半数近くが就活に利用していると回答しました。企業側がインターンシップやOB訪問などで接点を持った学生のその後のフォローに使ったり、個別に就活の相談に乗ったりするケースもあるそうです。
次に使われているのがYouTube。PR動画の制作・発信に力を入れる企業が増え、QRコードのついたチラシを配布するなどの工夫を各社こらしています。
Twitterは不特定多数に向けた口コミなどの情報収集に使われているようです。
コロナ禍の収束が見えないなかでの就職活動。ツールをフルに活用し、「新しい就活様式」にいかに慣れていくかが成功のカギとなりそうです。
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