2020年07月17日
新型コロナウイルスの影響で、現4年生の採用スケジュールは変更が相次ぎ、採用を見合わせる企業もあったことしの就職活動。
そのひとつ下の代の2022年卒(現3年生中心)は、そうした先輩たちの姿を見て、ことしも早くから活動を始めているようだ。就職情報会社マイナビの調査では、約8割の学生がすでにインターンシップへの応募をすませたと回答した。
「新型コロナで就活さらに早期化か 22卒(大学3年生中心)向けインターンも開始」はこちらからご覧ください。
【参加への高い意欲】
調査は6月19日から30日にかけて、2022年卒の大学生・大学院生(現大学3年生中心)1万672人を対象に実施。(「マイナビ2022年卒大学生インターンシップ前の意識調査」)
調査によると、6月以前にインターンシップに応募や申し込みをした学生は、80.7%にのぼった。
回答者の8割が、すでに応募をしたとの回答だが、中には、3月以前に応募した学生も11.2%いた。
学生たちの、インターンシップ参加への高い意欲がうかがえる。
インターンシップ先を選ぶ時、就職活動を「常に意識している」という学生は75.2%。
・20年卒 60.0%
・21年卒 68.8%
・22年卒 75.2%
「常に意識している」との回答は年々増加している。
また、在学中にいくつのインターンシップに参加を希望するかについての問いからも同様の傾向が読み解ける。
今回の調査の2022年卒は平均で8.1社にのぼった。
図で示したように、去年の調査(2021年卒)と比べて約60%増加。
おととしの調査(2020年卒)と比べると2倍近くにも上っている。
さらに、回答者にどのような活動をしたか尋ねた質問では…
「業界研究をした」との回答が半数近くの48.5%に。
インターンに参加する企業や業種を絞り込むとともに、参加するためのエントリーシートや面接対策に早くも乗り出している学生も少なくないようだ。
【オンラインへの抵抗感は?】
今年の夏は、インターンシップもオンラインで完結させる企業も多くなるとみられる。
学生はどう受け止めているのか?
インターンシップの形式についてはオンラインと対面で比べると「対面がいい」との回答が44.8%と半分近くを占めているが、「どちらでも構わない」も4割近くに上った。
できれば「対面」がいいけど、「オンライン」でも構わない…といったところか。
ひとつ上の先輩の代(2021年卒)は、就活が本格化する時期に新型コロナの影響を強く受けたため、インターンシップ経由の早期選考組が結果として有利となったとされている。
先行きが不透明な状況に合わせ、身近な先輩たちのアドバイスからも早期化する流れが強まっていきそうだ。
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