2021年06月04日
ことしも、まもなく夏のインターンシップの季節です。今の大学3年生を中心とした23年卒の就活はどうなるのか、気になる採用動向や、企業の人事担当者が重視している点をまとめました。
※以下、ディスコ「2022年卒採用活動の感触等に関する緊急企業調査」より
(対象:全国の主要企業 期間:2021年5月10日~13日 回答社数:1195社)
【前年並みが6割強】
ディスコの調査を基に作成
2023年卒の採用見込みについて尋ねたところ「2022年卒並み」と回答した企業が65.8%。
「増える」と答えた企業も5%余りありました。
一方、「減る」と回答した企業は2.7%。
今のところ、現在、選考が続いている2022年卒の採用数が1つの目安となりそうです。
ただ、現時点では4分の1以上の企業が、まだ「未定」だと回答。
現在選考が進められている2022年卒の採用実績を見極めたうえで判断する企業も多くあるようです。
業種別ではどうでしょうか。
ディスコの調査を基に作成
IT業界では、「増える」と「2022年卒並み」を合わせた割合が82.6%に。
従来からのシステムエンジニアなどの人材不足。さらには、コロナ禍におけるテレワーク需要を背景に業績を伸ばした企業が多かったことから、採用意欲が最も高いという結果になりました。
次いで採用意欲が高かったのは「商社・流通」。「増える」と「2022年卒並み」を合わせた割合が72.4%となっています。
ただし、これはご覧の大きなくくりで分けた結果。
同じ業種の中でもばらつきがあるので、気になる企業の動向はしっかりと調べておきましょう。
【企業は早期選考に注力】
では、企業側は採用活動のどのような点に重点を置くのでしょうか。注力したい点を尋ねました。
ディスコの調査を基に作成
「インターンシップの実施・強化」が55.9%でトップに。
企業の採用活動において、年々、重要度が増しているインターンシップ。こうした傾向をはっきりと裏付ける形となっています。
次いで「プレ期(採用広報解禁前)の活動強化」が49.3%。
約半数の企業が、採用広報が解禁される3月1日以前の活動を強化していく意向を示しました。
調査にあたったディスコは次のようにコメントしています。
やはりことしも選考の早期化が進みそうだとのこと。大学3年生のみなさん、準備はお早目に!
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