2021年02月08日
「ガクチカ」…「学生時代に力を入れたこと」の略です。就職活動を進めるうえで欠かせないのがこれを上手にPRすることですが、この1年、コロナ禍で思い描いていた学生生活を過ごせず、十分な「ガクチカ」を得られずにいる学生も少なくないようです。
<以下、ディスコ 就職意識調査より>
(対象:来春(2022年)卒業予定の大学3年生・大学院生 回答者数:1164人 期間:2021年1月1日~6日)
【どうする「ガクチカ」!?】
コロナ禍で授業はオンライン中心。「大学のキャンパスに行く機会がほとんどなかった」「サークル活動が制限された」などという声が多く聞かれるなか、やはり「満足な大学生活を送れていない」と感じている学生が多いようです。
「満足な大学生活を送ることができていないと感じるか」という問いに対しては実に7割以上にのぼる学生が「やや感じる」あるいは「とても感じる」と回答。
充実した大学生活を送ることができていなければ、当然、「ガクチカ」にも影響が出るわけで…。
約4割にのぼる学生が、コロナの影響で自己PRに「とても困ると思う」「やや困ると思う」と答えています。
大学生活がコロナ禍で大幅に制限され、在学中に得られるはずだった豊かな経験を十分に得ることができなかった人が多くいることが伺えます。
ディスコでは「就活前の大事な1年間がコロナ禍で制限され、自分をアピールするためのわかりやすい経験を示すことができなくなった学生も多いと思います。その分、自己分析をしっかりと行い、自分がどんな人間なのか、どういう考えを持っているかなどを早めにまとめておくことが大切です」と話しています。
【もうすぐ3月 みんなどうしてる?】
「ガクチカ」に苦慮していても、3月の就職活動解禁まではあとわずか。
1月1日時点で志望する業界が決まっているかを尋ねたところ、32.0%が「明確に決まっている」、44.8%が「なんとなく決まっている」と答え、「決まっていない」と答えた人は23.1%でした。
そして次の図は、3月までの予定について尋ねた結果。
最も多かったのは「インターンシップにたくさん参加したい」で63%。続いて「早期選考を受けたい」が61.3%でした。いずれも、前年より5ポイント以上増えています。
インターンシップや早期選考を通じて企業との早めの接触を図り、コロナ禍での就活を早めに済ませたいという学生たちの意図が伺えます。
また、就活が本格化するまでにできるだけ多くの企業を知ろうという意欲を持つ学生も多く、「就活イベントに参加したい」「まだ知らない業界・企業を探したい」と答えた人も一定数いました。
厳しい寒さもあともう少し…。しっかりと準備を進めて実りのある春を迎えたいですね。
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