2020年07月09日
新型コロナウイルスの影響が広がる中、採用面接が解禁されてからおよそ1か月。
緊急事態宣言の解除後、徐々に回復傾向にあるものの、6月末の内定率は、現行の採用スケジュールとなった2017年卒以降で最も低くなった。※タイトル、文中の「内定」は、内々定の意味です。
【新型コロナの影響で…】
調査は来年3月卒業見込みの大学生、大学院生を対象にした就職情報会社マイナビの「2021年卒大学生活動実態調査(6月)」(調査期間6月24日〜30日、有効回答数9,325人)。
それによると、6月末時点の内定率は65.1%(前年同時期 9.3ポイント減)。
5月末時点での前年比 13.8ポイント減と比較すると前年との差はやや減少。回復傾向にあるが現行の採用スケジュールが始まった2017年卒の6月末時点の内定率65.3%と同程度となった。
売り手市場が続いた2018年卒〜2020年卒の3年間70%台を維持していたことを考えると、新型コロナウイルスの影響が色濃く出た結果となった。
【最も力を注いだのは】
一方、6月中の就職活動で最も注力して行っていることについては・・・
「何もしていない」と答えた人が初めて0.0%となった
(同時期比較 「何もしていない」と回答▼2019年卒:13.7%▼2020年卒:12.5%)。
これは、活動継続中の全ての学生が、6月中に説明会参加やエントリー、面接などのいずれかのステップにいたということ。
注力した中で多かったのは
▽面接 61.1% ▽エントリーシート提出 12.6% ▽個別企業セミナーに参加 6.6% など
就活生は例年以上に活発に活動しているものの、新型コロナの影響を受け、およそ1/3の人たちが厳しい状況に直面しているといえる。
【オンラインでは】
新型コロナの感染拡大を受けて多くの企業が採用に取り入れたオンラインでのやり取りはどうなっているのか。
「一度も採用担当者と対面せずにオンライン完結で内定を得たことがあるか」
内定を得ている学生への質問で「ある」と回答した割合は43.3%にのぼった。
内訳をみるとインターンシップに参加した学生よりも、不参加の学生の方が5.3ポイント高い割合に。不参加の学生の多くが、緊急事態宣言の発令後に選考に参加したためとみられる。
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