2020年07月02日
複数の企業から内定をもらった大学生は、どのように就職先を選ぶのでしょうか?
学生から選ばれる企業になるためには、内定後のフォローが大事とのアンケート調査結果が。
学生は、企業にどんなフォローを求めているのでしょうか?
新型コロナウイルスの影響を受けた、来年春卒業予定の大学生の就職活動。
「早期化」といわれてきた就活ですが、就職情報会社ディスコの調査では、採用面接が解禁となった6月1日の時点で64.7%が就活を継続していると回答しています。
(キャリタス就活 2021 学生モニター調査 6月1日~4日実施 インターネットを通じて調査し1204人回答)
実に、回答者の約3分の2にあたる学生たちが就活を継続していることになります。
アンケートに答えた学生の声は・・・
「6月1日時点の21卒就職活動調査~キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020年6月)」より
といったようなものでした。
中には、
といった声もありました。
実際に、企業から内定をもらっても、活動を継続する学生も多いのが現実です。
背景には、ことしは、特に、新型コロナウイルスの影響で、企業と接触できる機会が減り、判断材料が乏しくなったことが読み取れます。
さらに、今回の調査では、学生が内定後にも企業にフォローを求める傾向が強いことも見えてきました。
内定を得た企業に就職するかどうかを決めるために必要だと思うフォローについて尋ねたところ以下の回答結果に。
「6月1日時点の21卒就職活動調査~キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020年6月)」より
就職先決定のために何かしらの「フォローを必要」との回答は90.8%にも上っていて、「必要ない」の9.2%を圧倒的に上回っています。
学生が求める企業からのフォロー、具体的に何を求めているのかみてみると・・・
「6月1日時点の21卒就職活動調査~キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020年6月)」より抜粋して作成
学生からの声では・・・
「6月1日時点の21卒就職活動調査~キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020年6月)」より
といった声があがっていました。
ディスコの担当者は「採用活動の早期化で、早い段階で内定を得た学生は、内定をもらってから実際に入社するまでの時間が長くなってるため、不安感を解消する必要があるということではないか」と分析。
これまで続いてきた売り手市場の中、複数の企業から内定を得るのが“あたり前”となっている学生も多く、企業としてはせっかく内定を出した学生から就職先としてもらうには、もうひと手間かけてフォローが欠かせなくなっているようです。
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