みなさんから寄せられたギモンに答える「就活のギモン」。
リクルートキャリア就職みらい研究所所長の増本全さんが、3年生のギモンに答えます。

伊藤:インターンシップなどで就活が忙しくなると、学業や部活、サークルと両立できるのか不安になります。

増本:学生さんから「インターンシップがあるので、部活動の主将に推薦されたのですが、辞退したほうがいいですか?」とか「夏合宿に行けないですか?」などと聞かれることがあります。

あとは「留学をやめなきゃいけないですか?」とも。

伊藤:どうしたらいいですか?

増本:僕がいつも伝えているのは、「(学生にとって)どちらが力のつく機会ですか?希少な機会ですか?」ということです。

自分の力を高めることに取り組むのはすごく大事です。まずは留学や部活などを頑張りましょう。

インターンシップの機会はたくさんあるし、ほとんどの企業はインターンシップにいかなくても採用のルートはありますので、計画を立てて両立できる時間で選べばいい、というのが僕の考えです。

土井:自分が打ち込んでいるものを選んだ方がいいということですか?

増本:そうです。学業や課外活動など、目的をもって継続的に打ち込んでいることにもっと夢中になることが、力をつける近道です。

もちろんインターンシップも力はつきます。
例えば長期のインターンシップで、そのプログラムが自分の力を高めるいい機会ならば、それを1つの熱中体験とすればいいと思います。

最近は日程が短いプログラムもたくさんあるので、参加できるタイミングが限られていても、複数参加できると思います。

インターンシップに行けば情報収集ができます。
でも、大事な部活の重要な役割や夏合宿をやめてまでインターンシップに行きますか?
どちらが大事な経験になりますか?力がつきますか?という観点で考えたほうが良いと思います。

土井:そうですね。

増本:インターンシップに行かないと内定を取れないのではないか?という話が学生のみなさんの間で広まっているように思いますが、そんなことはありません。

目の前の熱中している活動により取り組むことが何よりも重要で、インターンシップがあるから大事な活動をやめるというのは自分の力をつける機会を逃すことになる、ということをわかってほしいと思います。

増本さんのギモンのまとめ

・インターンシップに行かないと内定が取れないわけではない!
・せっかくの夏休み、自分が熱中していることをあきらめる必要はない。自分の力を高めることを大切に!それこそが企業が求めている学生!

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