2023年10月19日
就活で面接を受けた際、面接官から「何か聞いておきたいことはありますか?」と言われるなどして、逆質問をしたことってありませんか。
この逆質問、24年卒の学生はどのような機会ととらえているのでしょうか。詳しく見ていきます。
※以下、「マイナビ 2024年卒学生就職モニター調査(8月の活動状況)」より
(正確には「内々定」ですが、表記上「内定」としています)
初めに、面接の場で面接官に対して、学生の側から質問をする「逆質問」をしたことがあるか尋ねました。
実に86.5%の学生が、逆質問をしたことが「ある」と答えました。
逆質問したことがある学生に、どのような状況で質問したか複数回答で尋ねると、
▽面接官から「質問はありますか」などと聞かれて逆質問したことがある 99.6%
▽自分から「質問してもいいですか」などと聞いて逆質問したことがある 8.7%
そのほとんどが、面接官から促されたことがきっかけだったことがわかります。
学生が、面接の場で逆質問の機会が与えられる可能性は高いことがわかりますね。
面接は、基本的に面接官から学生が質問される場になります。
では、「逆質問」する場合、それは学生にとってはどのような意味を持つのでしょうか。
逆質問をしたことがある学生に複数回答で尋ねた結果がこちら。
最も多かったのは「企業に対する志望度の高さをアピールする機会」で55.7%でした。
「面接官に自分自身を強く印象付けるための手段」と考える人も3割以上いて、面接を有利に進める機会と考える学生が多いことがうかがえます。
「面接前から聞きたかったことを聞く機会」「面接官の対応を見て企業の姿勢を知る機会」とする人も多く、全体としてポジティブに捉えているようです。
マイナビの担当者
「今回の調査結果を見る限り、就活の面接官への逆質問は定番のものとなりつつあるようです。質問がないか促された場合、『何もありません』と答えるのは消極的だと受け取られる可能性があるので、面接の中で出た話や不明な点など、少しでも気になることがあれば質問してみるとよいと思います。急に聞かれて焦ることのないよう、何か質問を準備しておくのもよいと思います」
※対象:2024年卒大学生・大学院生 期間:2023年8月25日~31日 有効回答:1629人
取材・編集:永野亜希
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