2023年08月10日
8月1日時点の就職内定率が発表されました。就職活動も佳境を迎え、24年卒の大学生の就職内定率は8割を超えています。
進路を決めた学生も7割に増え、複数の内定を得た人は辞退する動きも。
一方で約4人に1人が就活を続けています。進路が決まっていない人も自分に合った仕事や企業に出会えるよう、活動を進めていきましょう。
以下、リクルート「就職プロセス調査(2024年卒)」より
リクルートの調査によりますと、8月1日時点の大学生の就職内定率は86.6%。
7月1日時点に比べて3.4ポイント増加しました。
前の年の同じ時期とほぼ同じ水準となりました。
また、就職先を決めるなど進路を確定させた学生は77.4%。
こちらも7月1日時点より7.7ポイント増加して、最終的な進路を決める学生が増えてきています。
一方、就職活動を継続していると答えた学生は22.5%。約4人に1人が活動を続けています。
周りで進路を決める学生が増えて、焦る気持ちを感じている人もいるかもしれません。
ただ、複数の内定を得た学生が内定を辞退する動きが出ていて、追加募集を行う企業がこれからも増えていくとみられています。
そうしたチャンスを見逃さず、自分に会った仕事や企業に出会うためにはどうすればいいのでしょうか。リクルート就職みらい研究所の栗田貴祥所長に聞きました。
①「志望する業界や企業と、自分の強みがマッチしているか」
面接などで企業の採用担当者に見られる点の1つは「入社したあと活躍してくれるかどうか」。
興味や関心があるかだけでなく、みなさんが入社後に強みを発揮していい仕事ができるか、多くの価値を生み出せるかで、採用するかを見極めるそう。
強みや自分らしさが志望先とマッチしているか、大学のキャリアセンターなどで相談しながら、もう1回見直してみるといいそうです。
②自分の強みや“らしさ”をうまく伝えられているか
そうした強みや自分らしさが志望先とマッチしていたとしても、「伝え方」がうまくいっていないケースもあります。
なぜその企業で仕事したいのか、事実や数字で少しでも具体的に説明できると説得力が増します。
またエピソードも表面的なものにとどまらず、自分の原体験につなげるなど深掘りを進めると伝わり具合が変わります。
身近な家族など第三者に話を聞いてもらいながら、「なぜそう思うの」と問いかけてもらうなどして具体的な言葉にしていくと効果的だそうです。
リクルート就職みらい研究所 栗田貴祥所長
「就職活動がうまくいかないと悩んでいる人は、これまでの取り組みに何かつまづくポイントがあると思います。企業側も採用目標に達していないところも多く、いまなら追加募集などで選択肢はまだまだあります。やみくもに就活を続けると疲れてくる時期なので、これまでの就職活動をしっかり振り返って周りの社会人に相談することが大切。ぜひ自分にあった仕事や企業を諦めずに探してもらいたいです」
※対象:2024年卒業予定の大学生 期間:2023年8月1日~4日 有効回答:1,060人
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