2023年05月18日
自分にあった就職先を決める上で大切なのが企業研究。職場の雰囲気など、実際に足を運んでみないとわからないことも多い一方、企業がウェブサイトなどで公開しているデータからも多くの情報を得ることができます。ミスマッチを防ぐためにも有効に活用していきましょう。
※以下、「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況」より
以下は、24年卒の学生を対象に、企業研究の際にどんなデータを求めているのかを尋ねた結果です。
最も多かったのは「基本給(各種手当を含まない給料)」。
次いで「月平均の残業時間」「年間休日数」「採用予定人数」「選考通過率」といった項目が続いています。
入社後どのくらいの給料がもらえるのか、休みはちゃんととれるのかといった実際の勤務実態が見えるデータは、就職先を検討する上でおさえておきたい情報の1つですよね。
一方、「採用予定人数」や「選考通過率」については過度に気にしてしまうと就職先の選択肢を自分で狭めてしまうことにつながりかねません。志望企業を探す際は、「自分のやりたいこと」や「興味・関心がある」といったことなどを軸に企業研究を進めていきましょう。
また、企業が情報を開示していないデータについて知りたい場合は、その会社に勤めているOB・OGを通じて実情を聞いてみたり、なぜその情報を知りたいかの理由を添えて企業の採用担当者に問い合わせてみたりするのもいいかもしれません。
さて、こうしたデータをもとに企業研究を進めていくと「想像とちょっと違うかも」と思うこともあるかもしれません。
実際、今回の調査では、企業のデータや情報を知った結果、「志望度が下がった経験がある」と答えた学生の割合が、62.8%に上りました。
その理由(上位5項目)を見てみると、
自分に合わないと思った …40.0%
給料が安かった …40.0%
勤務地や転勤などの条件が合わなかった …32.4%
休日が少なかった …30.4%
残業が多かった …29.3%
などとなっています。
仕事の内容に興味を抱いた場合でも、給与面や転勤の有無、休日の確保といった条件が自分の求めるものと大きく違っている場合があります。
事前のデータ収集は、入社後に「こんなはずじゃなかった」と感じるミスマッチを防ぐ上でも効果的です。納得のいく就職先を見つけるためにも、しっかりと企業研究を進めていきましょう。
※対象:2024年卒の大学生・大学院生 期間:2023年3月27日~31日 有効回答:1875人
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