「就活ハラスメント」をゼロに!企業などがプロジェクト

2019年05月24日

「つきあっている人いるの?」「結婚したら辞めるんでしょ?」

就職活動でこんなことを言われたという訴えが相次いでいる。こうしたいわゆる「就活ハラスメント」をなくそうと、複数の企業などが共同でプロジェクトを立ち上げた。

「『就活ハラスメント』ゼロ!プロジェクト」と名付けられ、取り組みを進めるエッセイストの小島慶子さんや参加企業の代表などが24日、記者会見を開いた。

就職活動中の学生へのセクハラやパワハラをめぐっては、女子大学生がOB訪問の相手から性的暴行を受けるなど深刻な被害も相次いでいる。

プロジェクトでは、参加企業の一つでコミュニティサイトを運営する「キュカ」がバッシングを受けない環境で匿名でハラスメント被害を相談できるサイトを開設している。

サイトにはすでに「つきあっている人いるの?」、「結婚したら辞めるんでしょ?」と面接で言われたとか、OB訪問の相手から性的な話を執ように聞かれたといった相談が寄せられている。

このプロジェクトでは、サイトに寄せられた被害を分析して大学や企業に情報を提供するほか、厚生労働省などに対しても提言を行っていくことにしている。

「キュカ」の片山玲文プロデューサーは、「声を上げるのはつらいかもしれないが、新たな被害者をうまないためにも就職活動で不快に感じたことがあったら相談を寄せてほしい」と話している。

個人としてプロジェクトに参加している小島慶子さんは、「『就活ハラスメント』は就職に不利になることをおそれ、声を上げにくい実態がある。被害者の安全を確保したうえで何が起きているのか可視化することにつながればと思う」と話している。