2022年10月21日
中国共産党大会 中国

【ショートコラム】中国で自動運転は実現するか?

北京で開かれている5年に1度の共産党大会。

さまざまな国のメディア関係者が取材に訪れる中、最新技術をアピールしようと自動運転の車を紹介する催しが開かれました。

主役はずらりと並んだ白い車。

IT大手「百度」がAIや高精度な地図データの技術を活用して開発しました。

車は交通量の多い公道に出て、北京市内を実際に走行します。

速度やハンドルを自動で調整してカーブを曲がったり、赤信号で停車したり。

車内に設置されているモニターには、自転車や歩行者など車の周辺の様子も詳しく映し出されます。

ただ、日常の運転マナーがよくないという指摘もある中国の交通事情。

突然割り込んでくる車などに反応して何度も急ブレーキがかかったほか、歩行者が車の近くに立っているとなかなか発進できません。

安全対策上欠かせない性能ではありますが、後ろを走っていたドライバーにはクラクションを鳴らされてしまいました。

中国で自動運転が受け入れられる社会をどう実現するのか、難しさも感じました。

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