災害列島 命を守る情報サイト

今後30年以内に高い確率で起きると予測されている列島各地の大地震。いつかは必ず噴火する富士山…。どこで何が起きるのか? 「命を守る」ために知っておかなければならない情報です。

火山 想定 知識

「火山噴火に備える」特徴、リスク、避難行動をまとめて知る

日本列島にある活火山は富士山も含め111。噴火による火山灰、噴石、火砕流、溶岩流。「いざ」という時に身を守るには?あなたの近くにある火山の特徴やリスクを知ることから備えが始まります。火山関連の特集記事をまとめています。

過去の火山関連ニュースや解説で放送された内容をまとめた記事です

目次

    全国111活火山 生活空間のすぐそばに

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    「全国111活火山 生活空間のすぐそばに」はこちら

    日本には111の活火山があります。温泉や風光明媚な風景、肥沃な土地など日本の生活ともつながりが強い火山活動。活発度は火山ごとに差がありますが、ひとたび噴火すれば大きな影響を及ぼします。

    火山噴火 その時どうする?

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    「火山噴火 その時どうする?」はこちら

    突然の噴火が発生した時。噴火発生を知らせる「噴火速報」や、噴火が予想されるとして「噴火警報」が発表された時。「噴石」「火砕流」「火山灰」「土石流」「溶岩流」から、どうすれば身の安全が守れるのか。知っておきたいポイントです。

    富士山大噴火 降灰シミュレーション (2019.04.08)

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    「富士山大噴火 降灰シミュレーション 深刻な影響も」はこちら

    富士山で大規模な噴火が発生した場合、首都圏を含めた各地にどのように火山灰が広がり影響が出るのか。国の検討会が公表したシミュレーションでは、周辺で1メートル以上、首都圏でも数センチから10センチ余りの火山灰が積もり、交通機関やライフラインなどに影響が出るおそれがあることが分かりました。

    “ノーマーク火口” 全国21の火山に (2019.02.08)

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    「“ノーマーク火口” 全国21の火山に 富士山も監視強化」はこちら

    温泉やスノボなどで訪れる場所、その近くには活火山の火口があるかもしれません。去年、群馬県の草津白根山のスキー場付近で発生した噴火。気象庁が重点監視していた火口とは別の“ノーマーク火口”で起きた突然の噴火に衝撃が走りました。その後、同様のリスクは全国21の火山で確認され、気象庁は監視の強化に乗り出しました。21の火山には日本一の山「富士山」も含まれています。ノーマーク火口は市街地からわずか1.5キロの場所に潜んでいました。

    火山に登るなら 絶対の安全は無い(2019.10.21)

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    「火山に登るなら そこに絶対の安全は無い」はこちら

    2014年9月27日、突然、噴火した御嶽山。あの日から5年、私は初めて御嶽山の山頂まで登りました。雲海が広がる最高の景色、澄み切った気持ちのよい空気。でも、もしまたあの日のように突然、噴火が起きたら…。私は怖くなりました。

    予測困難な噴火 火山情報のジレンマ(2019.10.28)

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    「予測困難な噴火 火山情報のジレンマ」はこちら

    暗闇にあやしく浮かび上がる赤色の火柱。ことし8月7日夜に発生した浅間山の噴火だ。この噴火、事前に予測はできなかった。幸い犠牲になった人はいなかったが、これが登山者の多い昼間だったら…。噴火警戒レベルは最も低い「レベル1」。事前に噴火に警戒を呼びかける情報は出ていなかった。予測の難しさと情報発表の限界を改めて知ることになる出来事だった。

    発見!富士山噴火で消えた村 (2020.07.20)

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    「発見!富士山噴火で消えた村 300年の時を超えた教訓」はこちら

    『富士山の噴火で埋まった集落が初めて発掘されるかもしれない』
    始まりは取材先から聞いたこの言葉でした。江戸時代に発生した富士山の大噴火で埋没した村のことでした。古文書だけに残された、いわば“伝説”の集落。そこを掘り起こそうというのです。背景にはあのイタリアのポンペイも。初めて行われた発掘調査に単独で密着すると、そこには300年の時を超えた教訓がありました。

    「気象庁はとんでもない」桜島“火山弾”めぐる混乱(2020.06.19)

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    「『気象庁はとんでもない』学者激怒 桜島“火山弾”めぐる混乱」はこちら

    「今回の気象庁のコメントはとんでもないと思います」。

    記者に届いた深夜のメールは、これまでにない怒りがにじむものだった。差出人は火山研究の第一人者で噴火予知連絡会の元会長、東京大学の藤井敏嗣名誉教授。怒りをあらわにしたのは、桜島で大きな噴石=火山弾が集落近くに落下したことが判明したあとの気象庁の対応についてだ。何が温厚な火山学者を怒らせたのか。問題を探る中で見えてきたのは火山防災をめぐる科学の限界だった。

    “危険と分かって近づいたのか” 雲仙普賢岳30年前の教訓(2021.06.10)

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    「“危険と分かって近づいたのか” 雲仙普賢岳30年前の教訓」はこちら

    「危険な場所での取材は安全に十分配慮する」
    記者になってから約10年、何度も言われた言葉です。

    30年前の雲仙普賢岳の災害では、取材者が危険な現場に近づきました。そして、多くの地元の人が巻き込まれました。取材者が近づかなければここまでの被害はなかったのです。

    ただ、今も災害現場で取材をする私は疑問に思いました。
    「…命を落としかねない危険な場所だと分かって、近づいたのか?」
    当時のことを詳しく知りたい。取材を始めました。
    見えてきたのは、いまも突きつけられている課題でした。

    「ぼくは被災者だった」(2020.10.12)

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    「『ぼくは被災者だった』」はこちら

    はるか上空まで黒い煙が上がると、昼間なのにまわりは真っ暗になった。先の見えない避難生活が始まり、容赦なく報道陣に取り囲まれた。記者になるずっと前のぼくは、マイクを向けられる側にいた。

    死が近づく中で… 執念の研究(2019.04.12)

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    「死が近づく中で… 執念の研究」はこちら

    「私に残された時間はあまり多くないかもしれません。論文化に向けてご協力いただけないでしょうか」

    8年前、54歳でこの世を去った火山研究者が残したことばです。富士山で大噴火が起きると火山灰がどのように降るか。3月に公表された国のシミュレーションを取材している際、私はこの研究者の存在を知りました。「彼の研究がなければ、今回のシミュレーションは実現しなかった」仲間たちが“まさに執念だった”と振り返る研究。死が近づく中で彼を研究に駆り立てたものとは何だったのでしょうか。関係者の証言から迫ります。

    東京で噴火 その時、どうする…(2018.11.29)

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    「東京で噴火再び!? その時どうする…」はこちら

    「お年寄りを運ぶ救急車が列をなしていた。あの光景を思い出すと今でも胸が締めつけられる」。今から32年前、東京・港区に避難していた人の言葉です。避難した理由は、東京にある『火山の噴火』でした。しかもこの火山、近い将来、『再び噴火する』可能性が指摘されているのです。日本にある活火山は111。いざ噴火すると、影響は火山周辺だけでなく、都市にも及んでくるのです。


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