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文化
2019.05.17
パリのルーブル美術館にあるガラス張りのピラミッドの建築などで知られる世界的な建築家、イオ・ミン・ペイさんが亡くなりました。102歳でした。
アメリカ、ニューヨークにあるイオ・ミン・ペイさんの建築設計事務所は16日、ペイさんが亡くなったことを明らかにしました。
ペイさんは1917年に中国で生まれ、1935年にアメリカに渡ったあと、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学大学院で学び、1954年にアメリカ国籍を取得しました。
ペイさんは作風から「幾何学の魔術師」とも称され、代表的な建築物には、パリのルーブル美術館にあるガラス張りのピラミッドや香港にある中国銀行のタワー、それにアメリカの首都ワシントンにある国立美術館「ナショナル・ギャラリー東館」などがあります。
日本では滋賀県甲賀市にある「MIHO MUSEUM」などを手がけていて、1983年には「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞を受賞しています。