竜巻・突風 その時 前兆は?身の安全を守るには?

前線の通過や台風・低気圧の接近による竜巻などの突風。日本でも毎年のように被害がでています。積乱雲が発達した場合に発生する竜巻。前兆はどういったものか?緊急時に被害に遭わないために、どうやって身の安全を確保するのか?ポイントをイラストで紹介します。
目次
いつもと違う現象があったら、要注意!
竜巻の発生源は「積乱雲」です。
雲の変化に注意することで、危険を回避することができます。
竜巻が目の前に迫るまでには、いくつかの前兆現象があります。雷の音が聞こえるなど以下の現象が起きたら要注意です。

✅カミナリが聞こえる
✅空が暗くなる
✅いつもと違う積乱雲
✅冷たい風が吹く
✅ひょうが降ってくる
✅土のにおいがする
このほか、「渦が見える」「耳鳴りがする」「物が飛ばされてくる」などの場合は、危険が差し迫っているので要注意です。
緊急時に身の安全を守るには
早めに頑丈な建物など安全な場所に避難することが最も重要です。目の前に竜巻が迫った場合は、数分から数秒しか猶予はありません。そのときに迷うことのないよう、緊急的に身を守るための方法を覚えておいてください。
ただし絶対の安全ではありません。繰り返しますが頑丈な建物への早めの避難が重要です。

落雷にも注意を

事前の気象情報の確認が重要

竜巻などの突風の発生原因は、温帯低気圧(寒冷前線を含む)、台風、冬型の気圧配置、梅雨前線などさまざまです。上空に冷たい空気(寒気)、地上付近に暖かく湿った空気が流れ込むと、上空と下層の気温差が大きくなり大気の状態が不安定になって突然積乱雲が発達し、竜巻が発生することもあります。
屋外でレジャーを楽しむ機会もあると思いますが、「雷注意報」や「竜巻注意情報」など、気象庁の「気象情報」を事前に確認し、竜巻などの発生を事前に想定しておくことが大切です。
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