2023年01月16日
仕事を進めるにあたって、心がけや視点の持ちかた次第で大きく変わってくることもあるかもしれません。第一線で活躍する先輩たちのことばから、仕事への向き合い方のヒントを探ります。
“プレゼンの神様”と言われる澤円さんのことばです。取材では伝える技術について話してくれました。
まずは面接で大切なポイントです。
澤さんは日本マイクロソフト時代に新卒採用の最終面接者も務めたこともありました。
1.過去じゃなくて未来の話をする
2.就活は試験ではなくお見合い
3.自己分析は今の自分のための棚卸し
4.物事の解像度を上げてストーリーを作る
5.「私はこう考える」という思考を心がける
6.自分に対する感度を上げて言語化する
続いては、プレゼンテーションの極意です。
1.プレゼンの本質は“プレゼント”
2.プレゼンは伝言ゲーム
3.プレゼンは「あなた」に向けて
4.未来の話をすること
5.誰もがわかることばに
6.オンラインは“全員最前列”を意識
なぜ“プレゼンの神様”と呼ばれるようになったのか。
その過程についてもインタビューで聞きました。
澤円さんへのインタビュー記事はこちら
“プレゼンの神様” が解説!就職活動で「伝える極意」
“プレゼンの神様” 澤円さん ビジネスで響くプレゼンは?
キャリアどうつくる?「プレゼンの神様」澤円さんに聞くヒント
専業主婦だった39歳の時に渋谷109に就職。居酒屋の“おかみ”を経て、51歳でドムドムの社員になり、9か月で社長になったのが、藤崎忍さんです。
渋谷109では、10代後半から20代の子たちと一緒に働きます。
髪の毛が赤、紫、白だったりネイルがもりもりだったりとそれまでの生活の圏内になかった価値観だったそうですが、渋谷109のカルチャーでは自分よりも先輩だとして、リスペクトしました。
「相手には相手の自分らしさがある」
「自分らしさを押しつけない」
こうすることで、お互いの信頼を構築できていったと話します。
ドムドムフードサービス 藤崎忍さんへのインタビュー記事はこちら
【前編】専業主婦が39歳で109に就職 51歳でドムドム入社 9か月で社長に
【後編】個性派バーガーはなぜ生まれた? “絶滅危惧種”の再建
かつてプロ野球で投手として活躍しリーグ優勝を経験した久古健太郎さん。その後コンサルティング会社に転職しました。
転職活動では就活生と同じように自己分析をして「野球を通じてどこに喜びを感じていたのか」を紙に書くところから始めたといいます。
そこでわかったのは自分が成長したときに一番喜びの根源があるということ。
野球の喜びの源泉と、次のキャリアで自分がどういった環境を選ぶかというところがだんだん結びついていったと話します。
全く違う業界に転職した経験から、久古さんが好きなのが「ことは必然」ということば。
自分がどこに就職したとかはあくまで縁でしかなく、そのあと自分がどういう過ごし方をするかでその後の人生っていくらでも変わるということです。
デロイト トーマツ コンサルティング 久古健太郎さんへのインタビュー記事はこちら
【前編】「プロ野球からコンサルへ 」久古健太郎さんに聞くセカンドキャリアへの道
【後編】「30社にエントリー」元プロ野球選手の転職活動
謎解きイベントを世に広めた加藤隆生さんの、人をひきつける企画の秘けつが現れていることばです。
イベント「リアル脱出ゲーム」は遊園地や列車、刑務所など様々な場所やシチュエーションを舞台に、制限時間内に謎を解いて脱出する体験型のイベント。
謎は「毎日これは謎にならないかなと思いながら色んなものを見て」思いついているということでした。
こうした企画の発想は「退屈力」から生まれるそうです。
退屈なら今何があったら面白いかを考えて形にすることで、新しいエンターテインメントになるということです。
SCRAP代表 加藤隆生さんへのインタビュー記事はこちら
【前編】退屈こそが絶好のチャンス!? リアル脱出ゲーム生みの親に聞く 企画の秘けつ
【後編】ニートからリアル脱出ゲームの生みの親に「動けば“やりたいこと”が見えてくる」
続いては、国家公務員YouTuber白石優生さん。農林水産省公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF」で100万回を超える再生数の動画を発信して話題になりました。
「農林水産省あるある」といった「僕らしか作れない動画を作る」としてはじめしゃちょーさんやヒカキンさんも作れないものを作るようにしているといいます。
そこには「農林水産業を世界に向けて発信する」こととそれを支える「農林水産省の仕事を身近に感じてもらう」という目的がありました。
「バズらせることを目的にしちゃいけないけど、目的達成のためにはバズらせないといけない」
白石さんのことばです。
農林水産省 白石優生さんへのインタビュー記事はこちら
【前編】バズる国家公務員YouTuberが本当に伝えたいこと
【後編】農水省YouTuberに聞く なんで国家公務員になったの?
ここまで2022年に公開した記事「教えて先輩!」のシリーズの中からひときわ印象に残ったフレーズを3回にわたって紹介してきました。あなたの心に刺さる「先輩」のことばは見つかりましたか?
本年もみなさんのキャリア探しのヒントとなるような先輩の仕事への向き合い方をたくさん、紹介していきます!
あわせてごらんください
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