去年(2021年)2月、小説『推し、燃ゆ』で芥川賞を受賞した沼津市出身の大学生・宇佐見りんさん。賞の贈呈式で、こう語っていました。
「3作目の原稿は私にとってもっと、一生にとっても大事なものになると思います。本を読んでくださる方々に早く届けたい、その一心です」
あれから1年あまり。「早く届けたい」と語っていた新作『くるまの娘』が発売されました。
図書館への単行本の寄贈などのために生まれ故郷の沼津を訪れた宇佐見さんに、作品に込めた思いを聞きました。
科学と文化のいまがわかる
2022.05.18 : #地域の話題/#文化/#文芸・出版
去年(2021年)2月、小説『推し、燃ゆ』で芥川賞を受賞した沼津市出身の大学生・宇佐見りんさん。賞の贈呈式で、こう語っていました。
「3作目の原稿は私にとってもっと、一生にとっても大事なものになると思います。本を読んでくださる方々に早く届けたい、その一心です」
あれから1年あまり。「早く届けたい」と語っていた新作『くるまの娘』が発売されました。
図書館への単行本の寄贈などのために生まれ故郷の沼津を訪れた宇佐見さんに、作品に込めた思いを聞きました。
静岡放送局
三浦佑一
2003年入局。福島局、名古屋局、報道局社会部などを経て2019年から2度目の静岡局。大阪出身だが自称「駿府城跡近くに定住する静岡ご当地記者」。静岡ローカルニュースのデジタル発信強化の旗を振る。ふだんは政治家や役所の動向、社会保障や防災の取材に取り組んでいて、文学は門外漢も甚だしい。宇佐見りんさんについては『推し、燃ゆ』の芥川賞受賞をきっかけにご当地記者の意地で読み始め、すっかり愛読者に。自分自身の推しは、静岡ご当地4コマ漫画を雑誌に連載中の漫画家・瀬戸口みづきさん。
記事の内容は作成当時のものです
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