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文化
2019.02.25
将棋の八大タイトルの1つ、王将戦の七番勝負は、挑戦者の渡辺明棋王が、タイトルを持つ久保利明王将を4連勝で破り、1年2か月ぶりに二冠に戻りました。
第68期王将戦の七番勝負は久保利明王将に渡辺明棋王が挑み、ここまで渡辺棋王が3連勝してタイトルまであと1勝に迫っていました。
24日から那覇市で行われた第4局は、中盤以降、渡辺棋王が優勢に駒を進め、25日午後6時前に96手までで久保王将が投了しました。
勝った渡辺棋王はこれまでに2期、王将のタイトルを獲得していて、5期ぶりの返り咲きを果たしました。
おととし12月に竜王のタイトルを奪われたあと、保持するタイトルが「棋王」だけとなっていましたが、今回の「王将」と合わせて1年2か月ぶりに「二冠」に戻りました。
対局のあと渡辺明二冠は「挑戦者になってからは奪取を目標にしてましたので、それが達成できたのは大変うれしく思います」と話していました。
敗れた久保利明九段は「これまでも順風満帆の棋士人生ではありませんでしたので、また一から階段を登って、この場所に戻れるように頑張りたいと思います」と話していました。