地震 想定 知識

地震動予測地図 震度6弱以上 各地のリスク

政府の地震調査委員会は今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した予測地図を公表しています。自分の住む地域のリスクを把握し、防災対策を取ることが重要です。

2018年版(2019年1月修正)

目次

    大地震想定の地域で確率高く

    予測地図では今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率が高い場所ほど「濃い赤色」で、相対的に低い場所を「黄色」で示しています。巨大地震が想定されている「千島海溝」や「南海トラフ」沿いの太平洋側、首都直下地震が想定されている関東などで確率が高くなっています。

    出典:政府 地震調査研究推進本部

    激しい揺れ(震度6弱以上)の確率

    北海道

    ▽根室市で78%、▽浦河町で70%、▽釧路市で69%、▽帯広市で22%と高くなっています。

    関東甲信

    ▽千葉市で85%、▽横浜市で82%、▽水戸市で81%、▽さいたま市で55%、▽甲府市で50%、▽東京 新宿区の都庁で48%と高くなっています。

    東海

    ▽静岡市で70%、▽津市で64%、▽名古屋市で46%と高くなっています。

    近畿

    ▽奈良市で61%、▽和歌山市で58%、▽大阪市で55%、▽神戸市で44%と高くなっています。

    中国地方 四国

    ▽岡山市で42%、▽広島市で23%と高くなっています。
    ▽高知市で75%、▽徳島市で73%、▽高松市で63%、▽松山市で45%と高くなっています。

    九州・沖縄

    ▽大分市で54%、▽宮崎市で44%、▽那覇市で20%と高くなっています。

    確率低くても要注意

    東北地方は、青森市は5.7% 仙台市は6.1%などで最も高い秋田市でも8.1%です。しかし、確率が低くても注意が必要です。▽確率が3%なら1000年に1回程度。▽6%では500年に1回程度。▽26%では100年に1回程度を示しています。

    これはほかの災害のリスクと比較すると決して低いとも言えません。台風で自宅などが被害に遭う確率は0.33%。火事で自宅などが被害に遭う確率が1.1%とされています。激しい揺れに見舞われる確率を「低い」と考えるのではなく、備えを進めるきっかけとして受け止める必要があります。

    確率低い日本海側・東北でも

    実際、確率の低い地域でも地震によって震度6弱以上の激しい揺れに襲われています。
    平成16年(2004)の「新潟県中越地震」

    平成17年(2005)の「福岡県西方沖地震」

    平成19年(2007)の「能登半島地震」

    平成20年(2008)の「岩手・宮城内陸地震」

    そして平成23年(2011)の「東日本大震災」もその1つです。

    地震調査委員会の平田直委員長は「震度6弱以上の揺れに襲われる確率が0%の地域は1つもない。耐震化されていない古い家屋は耐震補強を進めるとともに、本棚やタンスが倒れてけがをすることもあるので、家具の固定などをして備えてほしい」と話しています。

    全国地震動予測地図を見るには

    地震動予測地図は地震調査研究推進本部のホームページで見ることができます。
    全国地震動予測地図2018年版 | 地震本部(*NHKサイトを離れます)

    また、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」では地図を拡大して自分の住む地域をより詳しく確認できます。
    J-SHIS 地震ハザードステーション(*NHKサイトを離れます)