大雪対策「立往生」どうすれば? エコノミークラス症候群防ぐには
大雪によって立往生が発生し、車に長時間いることになってしまったら…。一酸化炭素中毒、そしてエコノミークラス症候群のリスクを減らすため、取るべき行動をまとめました。
➀X(旧ツイッター)で除雪・支援情報をチェック
②マフラーは常に見える状態に
③忘れないでドライビングストレッチ
Twitterで除雪・支援情報をチェック
道路の管理会社や自治体が除雪や支援物資の情報などを発信することがあります。高速道路にいる場合はNEXCO各社や首都高速道路、国道など一般道にいる場合は国土交通省の各地の地方整備局や国道事務所のX(旧ツイッター)アカウントを確認し、不確かな情報に惑わされないでください。また国土交通省のWEBサイト「おしえて!雪ナビ」も情報収集に役立ちます
国土交通省「おしえて!雪ナビ」はこちら(NHKサイトを離れます)マフラーは常に見える状態に
マフラーが雪でおおわれると排気ガスが車内に流れ込み「一酸化炭素中毒」になるおそれがあります。約20分で命の危険がある濃度(1600ppm)に達するという実験結果も。マフラーが隠れないように雪を取り除くのを忘れないでください。一酸化炭素はにおいがしないので気づかないうちに意識を失ってしまう怖さがあります。
忘れないでドライビングストレッチ
長く座ったままでいるとエコノミークラス症候群の危険があります。次に紹介する「ドライビングストレッチ」など、1時間に1回を目安に体を動かすことを忘れないでください。
➀足の指でグーを作る
②足の指をひらく
③足を上下につま先立ちする
④つま先を引き上げる
⑤ひざを両手で抱え、足の力を抜いて足首を回す
⑥ふくらはぎを軽く揉む
こまめな水分補給も心がけてください。
ネットワーク報道部 災害担当記者 高杉北斗
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