大雪に備える 車の“立往生” 注意点や対策は?

冬型の気圧配置が強まる、南岸低気圧が近づくなど大雪のリスクが高まった時、気をつけたいのが車の「立往生」です。見通しがきかない吹雪「ホワイトアウト」が起きた時も危険性が高まります。
立往生にあわないためには?もしもの時はどうするの?ポイントをまとめています。
目次
雪が強まっている中で車を使うとスリップ事故も起きやすくなり、立往生にもつながります。
あなたの車の立往生が多くの車を巻き込むこともあります。不要不急の車の利用は控えてください。
スリップ事故や立往生が起きやすい道路
✅吹雪で見通しが悪い
✅急激に雪が強まる
✅冷え込む夜間や明け方
✅道路脇などの吹きだまり
✅わずかでも雪が積もった坂道
やむをえず車利用の場合
✅冬用タイヤやチェーンを装着
✅速度を落とす
✅急な「発進・ブレーキ・ハンドル」はダメ
✅十分な車間距離を取る
✅時間に余裕を持って行動
✅車に非常用品を載せておく
(防寒具・スコップ・水・食料・簡易トイレ)

立往生した場合

✅近くの安全な施設へ移動(可能な場合)
✅なるべくエンジンを切る(防寒具着用)
✅マフラー周りを除雪(排気ガス防ぐ)
※車を離れる場合…鍵は付けたままか、分かりやすい場所に
エコノミークラス症候群を防止

長時間同じ姿勢だと血流が悪くなります。定期的に体を動かすようにしてください。
✅足の指を閉じたり開いたりする
✅足首を回す
✅つま先を引き上げ足首の曲げ伸ばし
✅ふくらはぎや足首をマッサージ
✅背伸びや上半身をひねる
✅なるべく水分も補給
※体調が悪くなったら迷わず救助要請を

ブラックアイスバーンにも注意

気温が低くなると、路面が黒く凍っていないように見えても、表面の水分が凍結した状態になり、スリップ事故が起きる危険性もあるので注意が必要です

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