『飛び過ぎちゃった』大ジャンプを求めて
![](images/02.jpg)
幼いころからスキーは常に身近にありました。
小林陵侑選手がジャンプと出会ったのは6歳の時。クロスカントリーで国体出場の経験がある父親にスキーの基礎を教えてもらい、先にジャンプを始めていた兄の小林潤志郎選手の姿を見て「シンプルに楽しそう」と始めることにしたのです。
「飛び過ぎちゃった。転んだことになっちゃった」
初めてジャンプをした時の様子を撮影した映像には、着地で大きく転びながらも怖がる様子を一切見せず、何度も何度もジャンプ台へと向かう姿が残っています。
「小さい時ってそんなに飛べないから、一瞬なんですけど。それがハマったんでしょうね。楽しかったんでしょうね」
その後はジャンプとクロスカントリーで競うノルディック複合に取り組みました。その実力は全国トップレベルに成長。中学3年生の時には全国大会でノルディック複合とジャンプの2冠を達成しました。