災害時に断水したら…生活のポイントは

大雨や地震など災害時に「断水」してしまったら…。水道の元栓を閉める、トイレに水を流さない、給水所にはリュックで行く。トラブルを避ける3つのポイントです。

②トイレに水は流さない
③給水所はリュックで行こう
水道の元栓をすぐ閉める 時計回りにひねって!

元栓を閉めることで泥や濁った水が家の水道管に入ってくるのを防ぎます。過去の災害では、濁った水がトイレや給湯器の中に入って故障したケースがあります。閉める時は時計回り、というのがポイントです。トイレや給湯器、洗濯機の止水栓も閉めておきましょう。
トイレに水は流さない

排水管が壊れると、水を流した時に汚水が逆流する危険があります。携帯トイレがなければ次に紹介する方法で代用してください。
②さらに便座の上から大きめの袋をかぶせる
③袋の中にオムツやペットシーツを入れる
トイレが使えるか不安な時は、排水管に問題がないか業者やマンションの管理組合に確認しましょう。
給水所はリュックで行こう

水をタンクで運んでいて腰を痛めた人もいます。リュックサックやキャリーバッグを活用してください。リュックで効率よく給水する方法もあります。
②給水する
③袋の先を結ぶ
給水所が設けられている場所は自治体のHPでチェックしましょう。また、障害のある人や高齢者は自力で水を運ぶのが困難です。ぜひ声をかけて、助け合ってください。
展開センター 展開戦略グループ(防災・復興支援)清木まりあ

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