水害 台風 避難 知識

「街の水害」対策マニュアル

舗装された道路やコンクリートのビルが集まる都市は、大雨が降ると排水が追いつかなくなり「内水氾濫」が発生します。あふれた水は地下室や地下街に集まり被害が出る危険があります。短時間に一気に状況が悪化するのが特徴で、気象情報などを見て早めに危険を察知し、安全な場所へ避難することが大切です。

目次

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    街の水害これだけは
    ➀すぐ地下から出る
    ②川からすぐ離れて
    ③出勤や帰宅時間を変更する

    すぐに地下から出る

    街では地下室や地下街、地下駐車場などに一気に水が流れ込みます。逃げようと思った時には水圧でドアが開かなかったり、階段を流れ下る水の勢いが強くて移動できなかったりします。すぐに地上に出て下さい。

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    水深50センチで水圧は100キロあります。水が流れ込む階段を上がるのは困難です。子どもは10センチ、大人は30センチでドアを開けるのも困難になります。停電するとパニックになる可能性もあります。

    地下にいると天気の変化がわからないので気象情報をチェックして早めに避難の決断をしてください。

    川からすぐに離れる

    街を流れる川は、水位が「短時間」で「一気に上がる」特徴があります。周辺で雨が降ったときはもちろんですが、上流部で雨が降った時も川から離れて下さい。

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    都市の河川は川幅が狭く、川底もコンクリートで一気に水位が上昇します。周辺で雨が降った時、上流で大雨となった時はすぐ離れてください。例えば東京では1時間に50ミリ以上の雨が降った時は危険です。川の水位を見て「まだ大丈夫」と思っていると逃げ遅れます。気象情報を見て早めの避難を判断してください。

    2008年、神戸市を流れる都賀川では、わずか10分で1.3mも水位が上昇し小学生や保育園児など5人が死亡する痛ましい事故も起きています

    出勤や帰宅の時間を変更する

    大雨の時には外を移動するのは危険です。過去の災害では出勤や帰宅中に犠牲になった人が相次ぎました。時間を変更して会社や自宅で待機することが大切です。

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    出勤中・帰宅中に被害に遭うケースは後を絶ちません。 アンダーパスの浸水、マンホールの蓋が外れるなどの危険もあります。企業は社員を無理に出勤帰宅させないように配慮して下さい。

    2019年の台風19号では、屋外で死亡した人の25%が通勤や帰宅途中などに被害にあっています。