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私たちは誰もが災害の危険と隣り合わせで生活していると言っても過言ではありません。防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。

水害 台風 避難 知識

【動画】新たな避難情報と大雨警戒レベル

再生時間 2:27

避難情報は3種類

自治体が住民に避難を呼びかける情報が新しくなりました。
5段階の大雨警戒レベルのうち、レベル3が「高齢者等避難」、レベル4が「避難指示」です。さらにレベル5として「緊急安全確保」も発表されることがあります。

「高齢者等避難」

警戒レベル3の「高齢者等避難」は、高齢者や体の不自由な人など移動するのに時間がかかる人に避難を呼びかける情報です。
支援をする人は安全な場所に連れて行くなど力を貸してあげてください。
このほかの人も避難場所の確認や持ち出す物の準備を進め、危険を感じたら自主的な避難を始めてください。

「避難指示」

警戒レベル4の「避難指示」は、速やかに避難するよう呼びかける情報で、災害による被害が予想され人的な被害のおそれが高まった場合に発表されます。
これまで「避難指示」と「避難勧告」がありましたが、避難指示に一本化されました。
高齢者などに限らず、危険な場所にいる人は全員避難が必要です。自治体が設ける避難場所や、安全な場所に移動してください。

「緊急安全確保」

警戒レベル5の「緊急安全確保」は災害が発生、もしくは切迫している状況に発表されます。
災害の危険性が高まり避難場所などへの避難が安全にできない場合もあり、近くの建物や自宅の2階以上、斜面から離れた場所など少しでも安全な場所で直ちに身の安全を確保するようにしてください。
「緊急安全確保」は必ず発表される、というわけではありません。
この段階で避難を始めるのは、手遅れになっているおそれがあり、レベル4の避難指示までに避難するようにしてください。
短時間の豪雨で状況が一気に悪化すると、避難指示などの発表が間に合わないことがあります。
身の危険を感じた場合は、みずから早めに避難することを心がけてください。


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