豪雨や大雨 警戒が必要なことを動画で
再生時間 2:48
大雨に見舞われたとき、どのような状況になるのでしょうか。
1時間に50ミリ以上の雨は、滝のように降り、あたり一面が白っぽくなり、傘がまったく役に立たなくなります。
1時間に80ミリ以上の雨は、息苦しくなるような圧迫感や恐怖を感じるような降り方です。
災害切迫時にニュースや解説で放送した内容です
土砂災害
こうした大雨で高まるのが、土砂災害の危険性です。
斜面がゆっくりとずれ動く「地すべり」。
土砂や石が一気に下流へ押し流される「土石流」。
雨水がしみこんだ斜面が一気に崩れ落ちる「がけ崩れ」があります。
川の氾濫
川は氾濫の危険性が高まります。
決壊した堤防の近くや山沿いの河川などでは、流れがより速いため、場所によって住宅ごと流されるおそれもあります。
氾濫した水の流れは勢いが強く、水深が膝程度でも歩くのが難しくなり、最悪の場合、流されることがあります。
都市部では行き場を失った雨水で低い土地などが浸水するおそれがあります。
豪雨災害 毎年のように
こうした被害は平成29年の九州北部豪雨などのように猛烈な雨が数時間降り続くことで起きることがあります。
一方で、平成30年の西日本豪雨のように長時間雨が降り続くことで、気がつかないうちに危機的な状況に追い込まれる場合もあります。
事前に危険性の把握を
あらかじめ、ハザードマップや避難場所の位置などを確認しておき、山の斜面や川のそばなど土砂災害や洪水の危険性がある場所に住んでいる人は事態が悪化する前に早めに避難することが重要です。
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