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2019.04.29
イギリスの政府機関は、インターネット上でハッキングの被害に遭ったパスワードを分析し、安全性の低いパスワードとして単純な数字の列や日本の漫画のキャラクターの名前など実例を挙げて注意を呼びかけています。
イギリスでサイバー攻撃などの対策にあたる政府機関「サイバーセキュリティーセンター」は、専門家と協力して世界中でハッキングの被害に遭ったパスワードを分析し、安全性の低いパスワード10万件のリストを公表しました。
最も被害の多かったパスワードは「123456」で2320万件の被害が確認されたほか、次に多かったのは「123456789」で770万件でした。
続いて、パソコンのキーボードでアルファベットの並び順になっている「qwerty」が380万件となっています。
また、漫画やアニメ、それに映画などのキャラクターをパスワードにしている場合では、日本の「naruto」が24万件余り、「pokemon」が22万件余りと、安全性が低いパスワードとして指摘されています。
「サイバーセキュリティーセンター」は、自分が覚えやすい3つの単語をランダムに組み合わせるなど、ハッカーが推測しにくいパスワードを使うよう注意を呼びかけています。
「サイバーセキュリティーセンター」が公表したハッキング被害の多かった上位10位のパスワードは以下のとおりです。
1位「123456」
2位「123456789」
3位「qwerty」
4位「password」
5位「111111」
6位「12345678」
7位「abc123」
8位「1234567」
9位「password1」
10位「12345」