「80万円なんて支払えない。でも、うれしかったんです。この人の一番になれているんだって」
軽い気持ちで訪れたホストクラブ。その店のホストを好きになった19歳の女性の言葉です。
ホストを「応援したい」と店に通いつめ、とても支払えないような高額な酒をツケ払いで注文させられたうえ、性風俗の仕事で稼ぐよう促されるようになったといいます。
東京・新宿で去年までの5年間に新たに開業したホストクラブは200店余りと急増。
空前の活況の影で、恋愛感情を利用し、若い女性たちの心を巧みに操る悪質なホストクラブの営業の実態が、取材で見えてきました。
(社会部記者 田中開/社会番組部ディレクター 二階堂はるか)