26年前、逆恨みした男に妻の命を奪われた弁護士。老いや病と向き合いながらも力を振り絞り、犯罪被害者のために声を上げ続けている。絶望から立ち上がり、日本の司法を変えた闘いの軌跡
2023年7月28日
2人で敬礼する写真。左が父親の池内卓夫さん。隣に写る長男の将吾さんの結婚式で撮影したものです。将吾さんは父親に憧れて警察官になりました。立てこもり事件で殉職した父に伝えたいことがあります。
2023年5月29日
裁判員制度が始まって今月で14年。ことしから新たに18歳と19歳も対象となり、高校生も裁判員に選ばれる可能性があります。被告や被害者の人生を左右する責任は重く、辞退率も6割にのぼっています。「でも、参加して気づいたことがある」そう語る裁判員経験者たち。その後の人生にも変化が起きていました。
東京・池袋で高齢ドライバーの車が暴走し、11人が死傷した事故から4年。突然の事故で最愛の妻と娘を失い、絶望と混乱に陥ったという遺族の松永拓也さん。「もうこんな思いを誰にもしてほしくない」その決意を支えたのは1冊のノートでした。
2023年4月19日
親族の女性が信仰を始めたのは、私が大学3年生のときでした。「何年かすれば脱会するだろう」当初はそう考えていましたが、気付いたときには女性の夫も入信していました。「一族のために頑張っている」と強い信仰心を持ち、献金のために借金もしたという女性。私は会社を辞め、弁護士を目指すことを決めました。全国霊感商法対策弁護士連絡会の1人、吉田正穂弁護士が自身の経験を語りました。
2023年3月20日
「怖くて抵抗できませんでした」マッサージ店で経営者からわいせつな行為をされたと訴えた女性。しかし、経営者は、当初、罪には問われませんでした。いったいなぜ。女性の証言をもとに事件の経緯を振り返ります。
2023年2月3日
コーヒーに魅せられ、バリスタとして充実した日々を過ごしていた若者。そのさなか、交通事故で命を落とします。「コーヒーで人と人とをつなぎたい」いま、彼のふるさとで、その遺志が受け継がれています。
2023年1月6日
安倍元総理大臣が銃撃され死亡した事件で警察庁の検証結果が公表されたことを受け、辞職の意向を表明した奈良県警察本部の鬼塚友章本部長の会見の全文です。
2022年12月28日
気がつくと、7歳の息子はいつも電車のおもちゃで遊んでいました。夢は車掌さんになることでした。しかし、あの日から父親はその小さな背中を抱きしめることができていません。ことし4月、息子は知床で観光船「KAZU I」に乗りました。いまも行方がわかっていない息子と、父親は夢の中でだけ再会するようになりました。親子で過ごすその時間を、日記に書き残し続けています。
2022年12月27日
9年前、15歳の少女が見ず知らずの少年に襲われ、命を失いました。変わり果てた娘と対面した直後、父親の元に届いたのは、娘のことを「屍」と呼ぶ事務的な文書でした。
2022年12月23日