日本代表パラスキーアルペン

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

村岡桃佳 むらおか・ももか

【生年月日】1997/3/3

【出身地】埼玉県

プロフィール

アルペンスキー女子、座って滑るクラスの村岡桃佳選手は埼玉県深谷市出身でパラリンピックは3大会連続の出場です。北京パラリンピックの開会式前日が25歳の誕生日です。4歳の時に脊髄の病気の影響で車いす生活となり、中学生の時に父親と参加した    体験会をきっかけにチェアスキーを始めました。「チェアスキーに乗れば雪でも動ける。ふだん感じることができないスピードが体感できる非日常感が楽しかった」とスキーにのめり込み、めきめきと実力をつけて高校2年生の時に日本代表に入りました。初めて出場した2014年のソチ大会は5位が最高で会場でメダルセレモニーを見て「4年後は絶対に表彰台に立つ」と心に決め、前回のピョンチャン大会では出場した5種目すべてでその目標を達成しました。日本選手団の旗手も務めたピョンチャン大会では大回転で金メダル、滑降と回転で銀メダル、スーパー大回転とスーパー複合で銅メダルと、この大会で日本のアルペン陣が獲得した6つのメダルのうち5つが村岡選手という大活躍でした。2019年から陸上で東京パラリンピックを目指す“二刀流”に挑戦し、東京大会では女子100m車いすのクラスで目標だった決勝に進み6位に入賞しました。東京大会が1年延期されたためその半年後に冬の北京大会が行われる過密な日程となりましたが「二刀流のゴールは北京大会」と位置づけ、東京大会後は休む間もなく海外合宿に出て不足していた雪上での練習を積みました。陸上に取り組んだことで体幹が強くなりスキーでもターンの安定性が増したと実感する一方でレース勘を取り戻すことを課題にあげていましたが、2021年12月のワールドカップでは8レースに出場して6勝をあげるなどブランクを感じさせない滑りを見せました。2大会連続の金メダルがかかる北京パラリンピックに向けては「楽しく滑ってその結果としてメダルを取れたらいいと思っている。二刀流の集大成として笑顔で終われるように頑張りたい」と話しています。

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