日本代表パラスキーアルペン

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

狩野亮 かのう・あきら

【生年月日】1986/3/14

【出身地】北海道

プロフィール

アルペンスキー男子、座って滑るクラスの狩野亮選手は北海道網走市出身。パラリンピックは5大会連続の出場となります。小学3年生の時に交通事故に遭い、下半身にまひが残って車いす生活になりました。3歳のころからスキーに親しんでいたことや父親がスキーの指導員をしていたことがきっかけで事故の後、チェアスキーに取り組むようになりました。スピード感あふれる積極的な滑りが持ち味で「高速系」といわれる滑降とスーパー大回転を得意種目としています。2回目のパラリンピックだった2010年のバンクーバー大会のスーパー大回転で金メダル、滑降で銅メダルを獲得し、次のソチ大会ではその2種目で、いずれも金メダルに輝きました。しかし前回のピョンチャン大会はミスが目立ち滑降では途中棄権、スーパー大回転は5位で、目指していた3大会連続の金メダルはなりませんでした。ピョンチャン大会後は「競技人生をかけてきて目標を達成できず喪失感が大きかった」と一時は引退も頭をよぎったといいますが「地元の北海道に戻って再び挑戦したい」と2019年、練習拠点を長野から札幌に移して再起をはかりました。北京大会に向けてはターンの安定感を高めようと、骨盤周辺のまひがある部分と動かせる上半身の境目となる腰や腹の筋肉を重点的に鍛えてきました。狩野選手は「前回は悔しい思いをしたので、北京大会では自分のパフォーマンスを出し切って表彰台に立ちたい」と得意の高速系の種目で2大会ぶりのメダル獲得を目指しています。

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