再び、力を発揮できると確信している

ジェイミー・ジョセフ

ラグビー

2019年のワールドカップで日本代表をヘッドコーチとして史上初めてのベスト8に導いたジェイミー・ジョセフ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける中、力強く語った。

「再び、力を発揮できると確信している」

さらなる高みに向けて第一歩を踏み出すはずだった2020年春、日本代表の強化プランは大きな見直しを余儀なくされている。5月下旬から予定していた代表活動の見通しは立たず、6月と7月に組んでいた強豪とのテストマッチの開催も厳しい状況だ。
それでも指揮官は冷静だった。

「この状況下でどうにもならないことを気にするのではなく、できることをすることが大事だ。
ワールドカップで、なぜ結果を出せたのか。
選手たちには、その理由を考えさせている。
成功の要因と経験を認識し、次世代の選手たちに引き継いでいくことが日本ラグビーのさらなる発展につながる」

ジェイミーはキャプテンのリーチ マイケルなど主要メンバーと連絡をとり、どういうチームを目指すのか共有することを課題として授けていることを明かした。
これからの歩みには新たなメンバーも加わる。だからこそチームを第一に考え、お互いを信頼し、支え合い苦難を乗り越えてきたこと。躍進の原動力となった『ワンチーム』の精神を主力選手から全体に浸透させようとしている。

「チームが始動したときに選手たちが去年の成功の要因を理解して取り組めるようになっていたら次のフランス大会への新しいチャレンジを授けることができる。
去年のような力を再び見せられると確信している」

ラグビーが戻ってくる日。
ジェイミーが率いる日本代表は、再び、私たちを興奮させてくれるに違いない。

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