自分の弱さが最後に出た

渡名喜風南

柔道

東京オリンピック、柔道女子48キロ級で銀メダルを獲得した渡名喜風南。初めてのオリンピックは初戦の2回戦と、続く準々決勝を一本勝ちして準決勝に進んだ。
準決勝では最大のライバルで、2019年世界選手権の決勝で敗れたウクライナのダリア・ビロディドと対戦。渡名喜は、手足の長い相手に組み手争いで苦しんで攻めあぐね、試合は延長戦にもつれ込んだ。
それでも攻め続けて迎えた延長3分ごろ、得意の寝技に持ち込み、横四方固めで一本勝ち決勝に進んだ。
しかし決勝で敗れ銀メダル。それは渡名喜が目標にしてきた色ではなかった。

「自分の弱さが最後に出てしまった。この負けを認めていきたい」

柔道