年齢はあまり関係ない

西矢椛

スケートボード

東京オリンピック、スケートボードの女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛。13歳10か月でのオリンピックのメダル獲得は、日本選手で史上最年少となった。

「笑顔で楽しく滑りきりたい」

東京オリンピックでの目標をこう答えていた西山。その笑顔の裏には、負けず嫌いな一面も持っていると周囲は言う。
2021年6月に行われたストリートの世界選手権。西矢は安定した滑りで2位に入り、東京大会への出場を確実とした。表彰台では笑顔を見せていたが、優勝した6歳年上の西村碧莉の目には「表彰式で椛は悔しがっていた。頑張っているのがすごい伝わってくる」と映っていた。

東京オリンピックは予選2位で決勝へ。決勝は2回の「ラン」を終えた時点で3位だったが、「ベストトリック」の3回目で4.15の高得点をマーク。4回目もボードを回転させながら手すりに飛び乗りボードを滑らせる大技「ビッグスピンボードスライド」を決めるなど勢いある滑りを見せ、金メダルを獲得した。

「13歳で金メダルとれたのはうれしいけど、年齢はあまり関係ない。家族や周りの人が『大丈夫だよ』って支えてくれたから1位になれたと思う」

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