石川県七尾市にある和倉温泉は、能登半島地震で大きな被害を受けました。和倉温泉には旅館やホテルが20以上ありますが、ほとんどが壊れて閉まっています。
地震のあと、旅館やレストラン、近くにある店の人たちは、町をこれからどうするか話し合っています。この中の若い人たちのグループが2月29日、将来のビジョンを発表しました。七尾市の市長や、役所の人など50人ぐらいが聞きました。
グループは、七尾湾を見ながら散歩したくなるような町をつくりたいと言いました。そして、旅館などに長く泊まってゆっくり温泉に入ってもらいたいと言っています。安全のために、高い所に避難場所を作ることも計画しています。
グループの代表は「観光に来る人だけではなくて、働く人や住む人など、みんなが幸せになる温泉の町にしたいです」と話しました。