2023年06月06日
就職を機に下宿先を離れて故郷に戻ることを選択肢に入れている人もいれば、「いまの住み慣れた場所で暮らし続けたい」と考えている人もいると思います。「地元で働きたい」と考えている就活生にその理由を尋ねました。
※マイナビ「2024 年卒大学生 U ターン・地元就職に関する調査」
まずは、自分の「地元」で就職したいという人が、どのくらいいるかを尋ねた調査の結果を見てみましょう。
※(今回の調査では「地元」を「高校を卒業した場所」と定義しています)
「地元での就職を希望する」と答えた人の割合は約62%。去年と同様にここ数年では最も高い割合となりました。
コロナ禍によってオンライン就活が普及したことが、地元の就職希望者が増えた一因となっているようです。
地元就職を希望する具体的な理由がこちら。
【地元就職を希望する理由(上位抜粋)】
○両親や祖父母の近くで生活したいから…50.6%
○実家から通えて経済的に楽だから…41.0%
○地元(Uターン先)での生活に慣れているから…38.1%
○地元の風土が好きだから…34.5%
○仕事とプライベートを両立させたいから…28.4%
「両親の近くで生活したいから」が約半数で最も多く、次いで「実家から通えて経済的に楽だから」が2番目に高い結果となりました。
【学生たちの声】
将来、結婚や子育てをすることを考えても実家が近くにあれば安心して仕事にも取り組めると思う。(福島県出身・県外進学)
慣れない就職後の新生活と一人暮らしを両立するのは大変だと思うので、まずは実家で暮らしながら仕事に慣れていきたい。(宮城県出身・県内進学)
全体的には上記のような経済的な理由や生活を安定させたいという理由から地元での就職を希望している学生が多い一方、「地元に貢献したい」などという郷土への思いから地元での就職を希望する学生も少なくないということです。
一方「地元で就職したくない」という人にその理由を尋ねてみると、「都会のほうが生活の上で便利だから」「都会の方が遊びや趣味の上で便利だから」といった生活上の理由に加え、「志望する企業がないから」「給料が安そうだから」といった働くうえでの環境上の理由を上げる人が多いようです。
こうした調査結果について、マイナビの担当者は以下のように話しています。
マイナビ担当者
「地域を広げて企業研究を進めてみると、自分のやりたいことと合致した企業との思わぬ出会いがあるかもしれません。気になる企業を積極的に探す姿勢が自分の選択肢を広げることにつながると思います」
調査期間:2023年3月20日~4月5日
調査対象:2024年3月卒業見込みの大学生・大学院生
有効回答数:3924人
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