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原発事故避難者訴訟
東京電力の敗訴確定2022年3月7日決定
第3小法廷

どんな
裁判か

  • 福島第一原子力発電所の事故で精神的な苦痛を受けたとして福島県内の住民などが東京電力に賠償を求めた集団訴訟
  • 3件の訴訟について東京電力に国の基準を上回る賠償を命じた判決が確定
  • 裁判官5人全員一致の意見

原発事故で避難指示が出された南相馬市小高区などに住んでいた300人あまりと双葉郡などの住民200人あまり、それに、避難指示が出されなかった福島市などに住んでいた約50人は、事故で精神的な苦痛を受けたなどとして、それぞれ東京電力に賠償を求める集団訴訟を起こしました。

3件の集団訴訟の2審判決はいずれも原発事故の賠償の目安となる国の基準を上回る慰謝料を認めました。東京電力などが上告しましたが、最高裁判所第3小法廷は退ける決定をし、国の基準を上回る賠償を命じた判決が確定しました。
確定した賠償額は3つの訴訟あわせて約580人に対し、11億円あまりに上ります。

審査対象だった裁判官たちの判断は

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