歴代上皇で最高齢 歴代天皇で3番目

皇室の歴史の研究者などによりますと、確かな記録が残る歴代の天皇のうち、在位中に80歳以上の年齢に達した天皇は87歳で崩御した昭和天皇と、85歳で退位された上皇さまの2人だけだということです。

昭和天皇

また、これまでの最高齢の上皇は江戸時代の寛永6年(1629)に明正(めいしょう)天皇に皇位を譲った後水尾(ごみずのお)上皇で、数え年で85歳だったとされています。

このため85歳の上皇さまは歴代の上皇の中で最高齢になるとみられるということです。

新たに即位された天皇陛下は126代の天皇として59歳で即位されました。天皇の歴史に詳しい研究者などによりますと、確かな記録が残るとされる飛鳥時代の推古天皇以降の天皇の中で、皇位につく年齢が3番目に高くなるとみられるということです。

より高齢だったのは飛鳥時代にいったん譲位したあと再び天皇となった斉明(さいめい)天皇と、奈良時代の光仁(こうにん)天皇で、いずれも数え年で62歳だったとされています。

また前の天皇の退位に伴って皇位につくのは126代の天皇の中で59例目とされ、明治天皇の祖父の仁孝(にんこう)天皇以来、202年ぶりとなります。

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