最近のおことば

天皇陛下は、平成28年(2016)8月8日の上皇さまのお気持ち表明のあと、上皇さまが示されてきた象徴のあり方を念頭に務めを果たしていく考えを述べられてきました。

天皇陛下は、平成30年(2018)の誕生日にあたっての記者会見で、「まさに陛下が全身全霊をもって象徴の務めを果たしてこられたように、今後受け継がせていただく公務をしっかりと受け止め、その一つ一つに真摯に取り組んでいく考えです」と話されました。

東京 元赤坂の東宮御所 平成30年(2018)2月22日

そして、平成31年(2019)2月の59歳の誕生日を前にした記者会見では、即位を前にした心境や決意を問われ、「これからのことを思うと、とても厳粛な気持ちになりますが、引き続き自己研鑽に努めながら、過去の天皇のなさりようを心にとどめ、国民を思い、国民のために祈るとともに、両陛下がなさっておられるように、国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、あるいは共に悲しみながら、象徴としての務めを果たしてまいりたいと思います」と述べられました。

平成31年(2019)2月22日

さらに、ご自身が描く皇室の将来像について、「国民と心を共にし、苦楽を共にする皇室ということが基本であり、これは時代を超えて受け継がれてきているものだと思います」としたうえで、「その時代時代で新しい風が吹くように、皇室の在り方もその時代時代によって変わってくるものと思います。過去から様々なことを学び、古くからの伝統をしっかりと引き継いでいくとともに、それぞれの時代に応じて求められる皇室の在り方を追い求めていきたいと思います」と述べられました。

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